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by tsukushi--juku
土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

第3次安倍内閣
       これだけはしっかりと記憶しておこう

 九月七日、第三次安倍改造内閣が発足してしばらく経った。多くを書くつもりはない。ただこれだけは記憶しておこう。今、自民党の国会議員を中心に、三つの国会議員懇談会・議員の会というのがある。「日本会議国会議員懇談会」「神道政治連盟国会議員懇談会」「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」だ。いわゆる「靖国派」と呼ばれる集まりだ。
 周知のように、靖国神社は太平洋戦争推進の精神的シンボルであり、靖国神社内の戦争博物館「遊就館」展示されている歴史観は、日本のかつての侵略戦争をアジア解放の正義の戦争として美化し正当化するものである。靖国神社はその拠点となっている。
 今回の安倍改造内閣の閣僚22名の内、公明党の石井国土交通相を除く21名は、三つの議員懇談会・議員の会のいずれかに名を連ねる、靖国派だ。中でも安倍首相、高市総務相、塩崎厚労相、林経産省、中谷防衛相、甘利経済再生担当相、加藤一億総活躍担当相、石破地方創生担当相の八人はこの三つすべてに加盟している。第二次安倍内閣の閣僚19人中15名が、日本最大の右翼団体『日本会議』に呼応した議員懇談会に加盟していたことは、以前土筆通信にも書いた。今回の安倍内閣は日本会議国会議員懇談会を含む、右翼的集団「靖国派」に21名が参加しているというのだから、この内閣がどのようなものであるかは歴然としている。どんなに美辞麗句を並べようが、どんな目くらましを連発しようが、どんなアメを用意しようが、内閣の狙いははっきりしている。日本を戦争する国にした先の安保法制=戦争法はこうした流れの中に位置づけられている。最終的には憲法を改正することが彼らの使命だ。憲法を失えば、日本は土台をひっくり返されたことになる。
 こんな内閣であることを決して忘れてはならない。
# by tsukushi--juku | 2015-10-19 14:52
本当の味方、平和の担い手はどっちだ
         私たちの味方は、未来の担い手はどっちだ 

 安保法が強行成立されて一カ月。
 渋谷で大規模な集会があった。その名は「SEALs」(シールズ)。
 「ハチ公」を取り囲んで若者たちのたちの波、波、波。
 「政治はいつも私たちに生活に忍び込む。
それを許すのも許さないのも、私たち一人一人。
愛する日常を、生活を脅かされないために。」とある大学生。
「自分で考え、自分の意見を持つ、それを発信する。
しっかりと政治と向き合いたい」ある高校生がマイクを握る。
「いつもどこかで、誰かの不断の努力の積み重ねの上に私は立つ。
いつかそのバトンは回ってくる。私たちの番なのです。」ある女子大学生だ。
「大好きな日本が戦争する国になってほしくないから、
自分も何かしたい。」初めて中学生もマイクの前に立った。
 お母さんたちも、おばあちゃんたちも加わった。
 「野党の共闘」がコールされる中、
5党の国会議員が手を取り合い、高々とつきあげる。

政治を変えるのは僕らだ。国の主人公は私たちだ。
  
  若者たちが渋谷に集まったこの日、
  神奈川県沖、相模湾で大規模な自衛隊観艦式があった。
  艦船42隻、航空機39機を動員。
  米軍オスプレイ、最新哨戒機P8Aポセイドンが初参加。
  原子力空母ロナルド・レーガンも姿を見せる。
  最高指揮官安倍首相が、
  自衛隊員を前にとうとうと訓示する。
  「諸君にはいっそうの役割を担ってもらいたい」
  訓示後、「原子力空母・レーガン」に乗船した。
  日米共同行動の見事な「構図」だ。
  軍事的国際貢献、積極的平和主義。
  アメリカと共に地球のどこまでも。

  平和の守り手はどっちだ。
  だが、彼らに未来はない。
# by tsukushi--juku | 2015-10-19 14:47
安保法強行の日に
           安保法強行の日に     土屋春雄

  安保法を強行した議員さん、
  自分の頭で考え、自分の言葉で語り、
  自分の意思で行動しましたか?
  次期選挙での公認が欲しくて、
  議員のイスが欲しくて
 政党助成金の支給目当てで、
 すっかり思考が停止し、思考を代行してもらって
  金魚のフンのようにふらふらとくっついていきませんでしたか?
  それとも根っからの戦前志向、戦争好きの『確信犯』ですか?

  あなたたちの目に、生気はなかったですね

 安保法を強行したお仲間の議員さん
 やっぱり権力の座にしがみつきたくて
 時には「アベ政治」の「後方支援」
 時には下僕となっての露払い
 自分の頭で考え、自分の言葉で語り
 自分の意思で行動しましたか?
 それとも「歯止めをかけた」と本気で思っているのですか?

 あなたたちの目に、生気はなかったですね

 自分の頭で考え、自分の言葉で語り
 自分の意思で集まった
 何万何十万の若者たち、ママたち、
 かつての戦争の苦しみを
 そのしわに刻み込んだ老人も、曲がった腰をしゃんとのばし
 魂の言葉を叫び続けた、老若男女の国会行動の日々
 間違いなく未来につながっていますよ

 その瞳は生気にあふれています

 安保法を強行した議員さん
 勝負はこれからですよ
# by tsukushi--juku | 2015-09-25 09:49
許さない、認めない!
               許さない、認めない!
                   安保法成立の暴挙      

 安保法が自民・公明などの暴挙によって成立しました。
圧倒的多くの憲法学者、元最高裁長官、元内閣法制局長官、1万をはるかに超えた学者、大学生、高校生などシールズに集まった若者たち、子どもを持つママ、文化人、演劇・映画人、勤労者も商工業者、全国津々浦々で沸き起こった多くの国民の声を無視して強行しました。歴史に残る暴挙です。
 私たち「子どもの未来と憲法を考える会」は「ストップ戦争法案 清瀬市民の会」と手を携えて、安保法案を廃案に追い込むために活動してきました。この間、たくさんの方たちの協力をいただき、また、声なき声にはげまされてきました。
残念ながら安保法=戦争法は成立しました。しかし、私たちはあきらめません。これからも戦争法を認めないあらゆる活動を続けていきます。子どもたちの未来を戦争の危険にさらしてはなりません。子どもたちの未来を希望の持てない、暗い時代にしてはなりません。これからも有形無形のお力添えをお願いいたします。共に力を合わせましょう。

      2015年 9月20日 
             「子どもの未来と憲法を考える会」
            連絡先 清瀬市中清戸3―251 土屋春雄
            TEL・FAX 042―492―1681
# by tsukushi--juku | 2015-09-21 10:03
安保法案強行採決
            安保法案=戦争法案採決強行の暴挙

 安保法案=戦争法案が、特別委員会で強行採決される場面をテレビで観た。議場は騒然、委員長が何を言っているのかもわからない。こうした中で採決が強行された。私は7年間国会にいた。こうした場面は何回も経験しているが、何回経験しても『怒り心頭』許せるものではない。私が国会にいる間のすべての『悪法』はこうした強行採決によって成立した。
 今回の安保法案は数々の『悪法』の中で最たるもの。日本の歴史に最大の汚点を残すことになった。
 国会での会議の状況はすべて会議録に記録される。17日の参議院安保特別委員会の会議録(未定稿〉は、次のようになっている。

 O理事(佐藤正久君) 他に御意見もないようですから、討論は集結したものと認めます。
  これより採決に入ります。
  我が国及び国際社会の平和安全法制に関する、特別委員長鴻池祥肇君不信任の動議に賛成の方の起立を願います。(賛成者起立)
 O理事(佐藤正久君) 起立少数と認めます。よって、本動議は賛成少数により否決されました。鴻池委員長の復席を願います。速記を止めてください。(速記中止)
(理事佐藤正久君退席、委員長着席)
 O委員長(鴻池祥肇君)・・・(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)(委員長退席)

 これが強行採決前後の会議録だ。これが採決と言えるだろうか?暴挙としか言いようがない。こんな採決は認められない!
 今私は安保法案の中身についてあれこれ書くつもりはない。安保法案賛成の立場にあるY新聞、S新聞などを除くすべての新聞がそれぞれの角度から論じているから、改めて書くこともないだろう。ただ、連日、 国会を取り巻く何千何万人の民の声を完全に無視した、自・公など、賛成した議員の行為は許せない。
 私たちは「子どもの未来と憲法を考える会」「ストップ!戦争法案 清瀬市民の会」を軸に安保法案廃案を訴えて活動してきた。この活動の中心になって、精力的に活動してきたAさん、国会前にも何回も何回も足を運び、それこそ寝食を忘れて頑張っているAさんが安保法案の戦いが大詰めを迎えた折、メールを寄せてくれた。「……こんなに頑張っても通過していくのかと暗澹たる思いです……」気持ちは痛いほどわかる。私は次の様に返信をした。

連日御苦労さま

 戦いはいよいよ大詰め。14日妻や娘たちは国会の行動に参加する。僕は授業があるから参加できない。どこまで追いつめることができるか、戦いはまだ続きますね。
仮に強行されたとしても、それで戦いが終わったわけではない。勝利は彼らの手にはない。安倍政権を追い詰める戦いは、引き続き、戦争法案にかかわるあらゆる問題でも、沖縄辺野古基地建設にかかわる問題でも、原発再稼働問題でも、消費税10%問題でも、労働者派遣法問題でも、小選挙区制や政党助成金問題でも、あらゆる分野にわたっています。これらの戦いの力を、来年の参議院選挙にどうつなげるか。さらに自・公政治を打ち破る戦いをどう発展させるか。戦いは休むことなく続きます……。

 18日早朝、Aさんから「国会の傍聴にいきませんか」と誘いがあった。授業があるから参加できないが、みんな決してあきらめてはいない。さらに大きな力を発揮して運動を継続していくにちがいない。私も同様だ。
# by tsukushi--juku | 2015-09-18 18:44