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by tsukushi--juku
土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

強行採決認めず
 地域に配布するつもりで、下記のような呼びかけ文を書きました。
   
         安保法案(戦争法案) 自民・公明採決強行の暴挙

 異常な雰囲気の中で、自民・公明が採決を強行しました。平和憲法を突き崩す暴挙です。
この日、深夜まで国会を包囲した人達は10万人ともいわれます。全国各地でも、強行採決に抗議し、安保法案の廃案を求める声は野火のように燃え広がっています。圧倒的多くの憲法学者を始め、幅広い学者、研究者で作る「学者の会」の呼びかけにこたえて安保法案に反対する学者、研究者は1万人を超え、さらに広がっています。映画人の中でも、文化人の中でも、宗教者の中でも、安保(戦争)法案に反対する声が広がっています。勤労者、商人、学生・若者、子を持つお父さんお母さんたちは、国会前に駆けつけ、全国各地でも運動を広げています。戦争の悲惨さを経験した年配の方たちも子や孫たちの未来を戦争の危険にさらしてはならないと声をあげています。それこそあらゆる職種、あらゆる分野、あらゆる年齢の人たちが声を上げ、集会、デモ、パレード、署名などなどあらゆる方法で、行動に立ちあがっています。そしてその数は日を追うごとに増えて来ています。マスコミ各社の世論調査でも、安保法案反対、採決反対が、賛成をはるかに上回っています。安倍首相自らも「国民の理解が進んでいない」ことを認めています。
 にもかかわらず、こうした主権者の声を聞こうともしない今回の強行採決を、私たちは認めるわけにはいきません。法案は参議院に送られます。安倍首相は「丁寧な説明をして国民の理解を得る」などと言っていますが、もともと憲法違反、アメリカが引き起こす戦争に加担して共に戦う戦争法案、説明すればするほど危険な内容があらわになってきます。どう言い繕おうと、本質を覆い隠すことはできません。
 この法案を廃案に追い込むかどうかは、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、つまり私たち大人の責任です。かつて大平洋戦争下、大人たちは声を上げることができませんでした。命がけで戦争に反対した人達はとエアえられ、「アカ」というレッテルを貼られて迫害されました。多くの国民は大勢翼賛のマスコミ、軍国主義教育と、軍国主義の嵐に押し流されました。その結果が310万の国民の犠牲と、2000万のアジアの人々にとたんの苦しみを強いました。
 けれど今は、私たちは声を上げることができます。まだ、遅くはありません。私たちが物を言わなくなった時、戦争への足音は一層高鳴ってくるでしょう。  
 「安保法案を強行採決した与党の議員さん、あなた方は未来を生きる子どもたちにどんな責任を負いますか?私たちの前で、安保法案の、あなたたちの言う正当性を、納得できるように説明できますか?」私たちはそう呼びかけたい思いでいっぱいです。
 今、私たちに求められているのは、圧倒的世論・市民の声で、強行採決した与党を包囲することではないでしょうか。まだ遅くはありません。あらゆる方法で声をあげましょう。
 
     2015年7月18日 『子どもの未来と憲法を考える会』(清瀬) 
連絡先 清瀬市中清戸3-251 土屋春雄 TEL・FAX042-492-1681       
 
by tsukushi--juku | 2015-07-17 21:47