土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

それでも丁寧な説明というのか

            安倍総理、国会は言葉遊びの場ではない。

 17日の党首討論で、戦争法案の柱、「集団的自衛権」は憲法違反と政府案を3人の憲法学者の批判したことと合わせて、「武力行使をしている(戦争をしている)米軍などへの「後方支援」(武器や弾薬などの補給)は武力行使と一体化しないから憲法違反ではない」とする安倍総理の答弁を巡って、共産党志位委員長との質問のやり取りを、聞いた。
 武器や弾薬などの補給が、武力行使(戦争)と一体のものであることは国際的常識、素人が考えても当たり前のこと。志位委員長の、この点を突いた質問に対する安倍総理の答弁。意識的なのか、日本語の使い方がお粗末なのか、あきれた。答弁をそのまま書きとめてみよう。安倍首相「一体化論についてはですね、これは、国際法上の観点から議論していることではなくて、憲法との関係において概念を整理したものであります。それはもう、委員長も御承知のとおりでありまして、憲法の、いわば禁止する武力の行使に当たらないという、いわば後方支援というものを憲法との関係の概念で申し上げているわけでありまして、国際法との関係ではないわけであります。」なんということはない、国際法の概念にはない(国際法上は通用しない)政府が憲法を勝手に解釈したもの、ということ。何とも回りくどい答弁だ。志位委員長が続けて「一体でない後方支援」という議論こそ、世界で通用しない」という質問に対する答弁「先ほどですね、私はまさに、国際法上の概念ではなくて、憲法との関係で一体化しないという話について申し上げたわけでありますから、東郷局長もその考え方と同じ答弁をされているわけです。そこで、志位委員長とですね、私は、この世界の常識等々について議論したということは、必ず兵站(注・武器弾薬等を補給するところ)は狙われるという議論の中において、必ず、いわば戦闘に巻き込まれると言う議論の中において、質問があったわけでございますから、私はそうではなくてすね、兵站というのは極めて重要であり、いわば兵站において色んな物資を届けるわけでありますから、そこがもちろん脆弱性があるわけでありまして、だからこそ安全な場所を選んで、その届ける物資が奪われてしまってはですね、まさにこれは大変なことになるわけでありますから、だからこそ、われわれはそうはならない場所を選んで後方支援をしていくということについてお話をさせていただいたわけでございます。」
まあ、何とわかりにくい言葉か。要するに兵站はきわめて大事だ。だから攻撃されないような安全な所でやるのだから、武力行使と一体ではない、だから憲法違反ではない、というわけだ。
 何と、現実離れしていることか、これは単なる言葉の遊びとしか言いようがない。戦場において、武器や弾薬の補給を攻撃されない安全なところを選んでやる。こんなことが成り立つはずがない。むしろ兵站は攻撃目標だ。攻撃されれば応戦するということになるのだから、これは戦争行為そのものだ。安倍総理の言い分は国際的には通用しない珍論、素人でもわかること。それを長々と答弁して、丁寧に説明しているというのだからあきれてしまう。
 どう言い繕おうと、憲法違反の法案であることは明白。即刻廃案にすべきだ。
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# by tsukushi--juku | 2015-06-18 21:03 | Comments(0)
戦争法案
       戦争法案に怒りを込めて―戦前の少年時代を振り返りながら

 私たちは、「6月7日(日)、中清戸の児童施設「ころぽっくる」で、安倍政権が進める「戦争法案」反対の立場から、緊急の地域の集会を持った。当日は24名の方たちが参加し、活発な発言が相次いだが、元小学校教師の方が、かつての戦争中の教育に触れながら、次のような歌を歌ってくれた。戦争中を小学生として過ごした人にはなじみの歌だと思うが、まず紹介しておく。

  勝ちぬく僕等

一、勝ちぬく僕等 少国民/天皇陛下の おんために/死ねと教えた 父母の
尊い教えを 受けついで/心に決死の 白だすき/今日も祈りを こめてきた 
二、今日増産の 帰り道/みんなで摘んだ 花束を/英霊室に そなえたら
次は君らだ わかったか/しっかりやれよ 頼んだと/胸にひびいた 神の声
三 僕等の体に こめてある/弾は肉弾 大和弾/不沈を誇る/敵艦も/
一発必中 体当たり/みごと轟沈 させてみる/飛行機ぐらいは なんのその
 もう、説明を加える必要もないだろう。
太平洋戦争が始まった昭和一六年一二月八日、私は国民学校一年生だった。五年生で敗戦を迎えるまで、私はこの歌に代表されるような軍国主義教育の真っただ中にあった。私は伊豆下田の山の中で育ったから、直接戦火にさらされた経験はなかったが、天皇陛下の赤子、天皇陛下の御ために、を学校教育の中で教えられ続けた。今、手元に国民学校当時の通信簿と成績優良者に贈られた優良賞という賞状があるが、その文言は「…右ハ本学年ニ於イテ皇国ノ道ノ修練ニツトメ、其ノ成績優良ナリ ヨッテ之ヲ賞ス」というものだ。皇国の道こそが教育の目的だった。
 当時は、朝は集団登校で、学校が近づくと二列に整列、軍歌を歌いながら、校庭に入ると、宮城に向かって最敬礼をし、奉安殿の前で「第O班総員O名 事故(欠席者)O名、以上終わり」と報告、教室に向かった。軍歌は「エンジンの音轟々と…」と言った「加藤隼戦闘隊」の歌であったり、「四面海なる帝国を守る海軍軍人は…」といった歌だったりした。
 学校の校庭を耕して、サツマイモを作ったことも鮮明に覚えている。赤土の校庭だから肥料が乏しく、馬糞を拾い集めて肥料にしたことも、収穫したサツマイモがやせっぽっちだったことも記憶に残っている。
集落の山間のわずかな広場には、藁人形が杭にくくりつけられて立っていた。アメリカ兵に見立てた藁人形だ。そばに竹やりがあって、「エイ、エイ」と藁人形を突いた。
数え上げればきりがないが、いずれも映画の一コマ一コマのように断片的だ。
 紙面の都合でもうこれ以上は書かないが、教育は子どもを戦争に総動員するためのものであり、国民全体を戦争に総動員するための「支柱」であった。
 
 今、安倍政権は、戦前回帰の方向に大暴走を始めている。教育への干渉しかり、秘密保護法しかり、すべてにおいてだ。安倍政権の閣僚一九人中一五人が、太平洋戦争を美化し、正当化しようと活動している日本最大の右翼団体、「日本会議」に連なる、国会議員懇談会のメンバーだ。太平洋戦争を美化し、肯定する、いわゆる「靖国派」も国会議員の中にはぞろぞろいる。靖国参拝に100名を超える議員が連なって参拝すると言うこの異常さ。安倍政権の本質はここにあると断じていい。今回の戦争法案。憲法違反の解釈改憲の暴挙は、どんなに平和、安全、を乱発しようと、狙いは見え透いている。
 子どもたちを、日本の未来を、戦争の危険にさらしてはならない。

      2015年6月9日、記
                   土筆塾 土屋春雄

 上記の文章は、地域の年金者組合から、原稿を、ということで書いたもの。
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# by tsukushi--juku | 2015-06-12 08:52 | Comments(0)
[生きている限り、この一筋の道を」
          子らと日本の未来を戦争の危険にさらしてはならない
           ―『命ある限り、この一筋の道を』出版に当たってのご挨拶

人生最後になるかもしれない本を出版しました。『生きている限り、この一筋の道を―自分史に代えて』というタイトルの本です。81歳。そして日本共産党に入党して61年。一筋に歩き続けてきた足跡を振り返り、残りの人生を悔いなく歩きたい、そうした思いを込めた本です。
現在の土筆塾を開設したのは42歳の時。土筆塾は38年目を迎えています。土筆塾で子どもと歩んだ日々は『学び創り遊ぶ』(毎日新聞社)、『心を育み心をつむぐ』(八重岳書房)、『子を思う』(ふきのとう書房)、『生きる力と優しさと』(毎日新聞社)の四冊の本と、『土筆塾三〇年と土筆通信1〇〇〇号』、『普段着の子どもたち』、『子らの未来と日本の未来のために』、それに私の歩みを重ねた『私の少年期と青春の断面、そして家族のこと』の四冊の小冊子、『続・子らの未来と日本の未来のために』の電子書籍(アマゾン)で書いてきました。(小冊子は部数限定でしたから目に触れることが少なかったと思います)今回の本は塾の活動、子どもたちのことにはあまり触れず、私自身の人生そのものを振り返っての『自分史』としました。と言っても、その都度の歩みを歴史に照らして年代を追って書いたというものではなく、いわば心の自分史的なものにしました。
 今までの本の中で、私は日本共産党員であることを名乗ったことはありませんでした。しかし自分史を書く以上、一共産党員としての立場を明らかにしないわけにはいきません。私が今日あるのは、共産党員であることと切り離すことはできませんし、私は共産党員であることを誇りに思って生きてきたからです。土筆塾も、共産党員だったからこそ成り立ってきたのだと思っています。
 今、日本は、安倍自民党政権のもと、日本を「戦争する国」に引きずり込む極めて危険な暴走を始めています。私は小学五年生まで、軍国主義政権下の戦前の教育を受けて育ちました。伊豆下田の山の中育ちでしたから直接戦火にさらされたことはありませんでしたが、あの侵略戦争がもたらした自国民310万人の犠牲と、アジア諸国民1000万人超の犠牲を忘れることはできません。日本を再び戦争の危険にさらしてはならない、アメリカと共に「殺し、殺される」危険に若者・未来の若者たちをさらしてはならない。強くそう思います。
 日本が、太平洋戦争という犠牲の上にかち取った平和憲法、とりわけ戦争放棄を高らかに宣言した第九条を変えさせてはならない。どのような事態であったとしても、九条を掲げた不断の外交努力で、日本と世界の平和に貢献する道を貫かなければならない。 
 私の残された人生を、あの戦前の弾圧に抗して、戦争に反対し続けた日本共産党の一員として貫き通さなければならない。それが子どもたちと日本の未来に対する私の責任であると信じています。これからも『命ある限り、この一筋の道』を歩き続けます。
 今回の本は、その決意を込めて書いたといってもいい。私のそんな思いを是非汲み取ってほしい、強くそう願っています。
 1800円という高価な本になりましたが、ぜひご購読いただきたいと思っています。(ご連絡いただければ送ります。)

 2015年 5月          土筆塾    土屋春雄 
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# by tsukushi--juku | 2015-05-15 08:43 | Comments(3)
横田基地にオスプレイ配備
           横田基地にオスプレイ配備

 5月10日付新聞報道で、東京横田基地にオスプレイを配備するという米政府の方針が、日本政府に伝えられたことが報道された。報道によると017年に3機、数年以内にさらに17機を配備し、10機程度を運用する方針だと言う。配備されるCV22オスプレイは特殊作戦機として使用されていて、山岳地帯など過酷な条件下で用いられることが多く、10万飛行時間当たりの事故率は、現在沖縄の米海兵隊普天間基地に配備されているMV22オスプレイよりもはるかに高いという。(12年の米国防省資料)10年4月にはアフガニスタンで墜落、4人が死亡しているという。そのほか訓練中の事故もあり、極めて危険な機種だ。こんなオスプレイが首都東京に配備され、人口密集地である首都圏の上空で運用されることになる。
 私は013年11月6日付で「米軍大和田通信所のアンテナが増強されている」という記事を書いた。その中で「米軍横田基地はC130輸送機の中継基地から、強襲部隊の出撃基地に、また首都圏での低空飛行訓練基地に、さらに航空自衛隊航空総隊司令部が移注し、米軍と自衛隊の一体化が進む基地に変わった。…その通信傍受基地が増強されることが、横田基地の一連の動きと無関係と言えるだろうか」と書いた。
 どうやらその心配が現実味を帯びてきたようだ。
 オスプレイの沖縄・辺野古新基地と一体で、首都圏の基地増強を狙う極めて危険な動きだ。中谷防衛相は「本州の方でも配備していくことに付いては、必要性に応じて調整していくべきではないか」と米政府の方針を容認する姿勢のようだ。
 安倍政権の「戦争立法」をめぐる危険な暴走は、現実の動きの中でどんどん進行している。清瀬や新座に住む私たちも無関係ではいられなくなってきた。
                                                       (5月10日・記)

 オスプレイの横田基地配備については、私がこの記事を書いた翌日から次々と報道が続いている。それらによると、017年に3機配備、20年に17機を配備、それに伴う特殊部隊要員を400人配置すると言う。外務省の担当者は、これらは「特殊作戦飛行隊の新設」であることを明らかにした。
 CV22オスプレイが首都圏上空を飛びまわるようになれば、市民の安全が脅かされるのはもとよりだが、特殊作戦部隊の配備は、まさにアメリカの「殴り込み部隊」の配備であり、戦争への危険性が一層高まる重大事態であることは間違いない。「日米同盟の抑止力、対処のほかアジア太平洋地域の安定にも資する」(防衛相)などというまやかしは通用しない。
 5月14日の「朝日川柳」に*安倍効果こんなに早くオスプレイ というのがあったが、安倍政権の対米従属姿勢は目に余る。
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# by tsukushi--juku | 2015-05-14 21:48 | Comments(0)
後悔したくないから
                   後悔したくないから

 81歳,後悔したくないから、必要な発信をしておきたい。4月27日アメリカと日本の外務・軍事担当相の会合で、新たな日米軍事協力の指針(ガイドライン)が決まった。28日には安倍首相、オバマ大統領の日米首脳会談が行われた。私は、今は政治分野で仕事はしていないから政治論文が書けるわけではない。だから感想程度ということになるが、一言書く。
 日米軍事協力の指針は、まとめて言えば自衛隊が、地球上のどこでも、そしていつでもあらゆる事態に、米軍を支援し戦争に参加できるようにするものだ。わが国の憲法は「最高法規」として「その条項に反する法律、命令、詔勅および国務野関するその他の行為の全部または一部は、その効力を有しない」(第98条)と定めている。その憲法は第9条で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定め、第2項でこの目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と規定している。この憲法をないがしろにし、憲法の上に日米同盟を置く許し難い決定だ。今、安倍政権はこれらを含む「戦争立法」を5月中にも採決しようとしている。『私が憲法だ』と言わんばかりのこの暴走、黙っているわけにはいかない。日本が「殺し殺される」国に変身していくなら、それは間違いなく子どもたちの上に覆いかぶさってくるだろう。
 「日米軍事協力の指針」の全文を読む人は、専門家や、その分野にかかわっている人を除く一般市民の中では少ないだろう。また読んでも「わからない」ことが多いのだ。だが、今、日米同盟、日米協力の実態は急速に進展している。日米合同軍事訓練、軍備の調達、指揮系統の調整を含めて、などなどだ。
 中央政治だけではない。地方政治にまでその影が覆いかぶさっている。例えば29日、練馬で、東京大空襲で被災した海老名香葉子さん原作、有原誠治監督(清瀬市在住、土筆塾卒業生の親)のアニメーション映画『うしろの正面だあれ』の後援を、練馬教育委員会が断ったことが報道されたが、その理由が、「ねりま9条の会」が協力しているからということだったようだ。漫画「はだしのゲン』閲覧を制限した動き、9条を歌った俳句を市報に掲載することを差し止めた動きなどなど、さまざまな地方自治体の動きも露骨になってきている。こうした動きが強まれば、やがて憲法9条を口にする人間が何か特別扱いされかねない雰囲気が作り出されていくだろう。
 安倍政権のマスコミへの懐柔、干渉。教育への干渉も目立ち始めている。政権のこうした暴走は、当然のこととして国民生活の全分野にわたって生活を圧迫して来る。原発問題、福祉問題、農業問題、格差拡大の問題、それこそ挙げればきりがない。安倍首相に異を唱える政権党内の声も影が薄く、それどころか、政治献金や政党助成金など、金にどっぷりつかった政治の腐敗、堕落も目に余る。かつての「侵略戦争美化」の発信基地になっている靖国神社には、100名を超える閣僚を含む国会議員がぞろぞろと参拝し、あるいは安倍首相のように「ま榊」を奉納する.19名の閣僚のうち15名が、日本最大の右翼団体『日本会議』につらなる議員懇談会のメンバーというこの異常さ。
 安倍自公政権の暴走は留まる事がない。にもかかわらず、国政でも、地方政治でも自民党は絶対多数を占める。選挙の投票率は、選挙のたびに最低を記録する。一体これからどうなっていくのだ。
 後悔したくないから、子供たちに顔向けできない生き方はしたくないから、今は小さな力かもしれないが、やがて大きな力になることを信じて、ささやかな発信を続けたい。
 
 
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# by tsukushi--juku | 2015-05-04 18:04 | Comments(0)
地方選挙後半戦
                統一地方選挙後半戦始まる

 四月十九、八十一歳の誕生日を迎えた。
 そしてこの日は、統一地方選挙後半戦の告示日だ。八十一歳で迎え撃つ選挙になった。
 土筆通信1321号で触れたように、「自分史」も最終段階に入って表紙、装丁を決める段階に入った。私にとっての八十一歳は意義深いものになりそうだ。
 さて地方選挙後半戦だ。多くを書くつもりはない。私は土筆通信1316号『安倍政権の暴走あらわ』を書きその中で、「4月に行われる一斉地方選挙。今は地方選挙も国政に連なる戦いだ。安倍自民党政治の暴走を食い止める意思表示をしっかりとしていきたいものだ」と書いた。安倍自公政権を支えているのは地方政治であり、安倍自公政権の暴走を食い止める草の根の力も地方政治の中にある。「国政と地方政治は別だ」などという人もあるがとんでもない。地方政治を困難な状況に追い込んでいるのは国政そのもの。地方政治を国政の下請け機関にしてはならない。
 今回の地方選は間違いなく自公政権の暴走に痛打を浴びせ、暴走を許さない「草の根」の力となるだろう。
 先に行われた一斉地方選挙前半戦は、自公政権への一定の痛打となった。後半戦でさらなるパンチをお見舞いしたいものだ。それにしても地方選挙の投票率の低さが気になる。どんな理由をつけようと、長い歴史の中で勝ちとってきた権利を放棄することはあってはならないこと、私はそう思っている。
紙面の都合で多くは書けないが、最近目につくいくつかのことを項目だけでも書き留めておく。まず一つ。沖縄の知事と会談した安倍総理、一体どっちを向いて政治をしているのだ」と怒り心頭。その二つ。テレビ番組に対する露骨な介入。その三。土筆通信1290号に「安倍政権はこれから教科書を含めて教育分野での介入を一層強めるだろう」と書いたが、歴史教科書を中心に、介入が露骨になった来た。その四。安保法制の組み立て、「存立危機事態」「重要影響事態」「国際平和共同対処事態」と「事態」の乱立。どんなきれいな言葉を乱発しようと間違いなく「戦争立法」だ。判断は政権に委ねられる。歯止めなど、何の役にも立たない。自民党が多数を握っているのだから「……事態」の判断は安倍政権の側ある。食い止めるためには自公政権を追い詰めること。草の根の力だ。(土筆通信1322号の一部)
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# by tsukushi--juku | 2015-04-21 08:42 | Comments(0)
自分史
              自分史――心の自分史

 自分史をまとめあげた。300ページ程になる。木曜日、ゲラ刷りが届いて、やっと校正が終わった。表紙などはまだだから、もうしばらくかかるだろう。おそらく人生最後の本ということになるだろう。塾に関係することは『学び創り遊ぶ』(毎日新聞社)『心を育み心をつむぐ』(八重岳書房)『子を思う』(ふきのとう書房)『生きる力と優しさと』(毎日新聞社)の4冊と、自費出版の小冊子『普段着の子どもたち』など4冊と、電子書籍『子らの未来と日本の未来のために』(アマゾン)などで書いてきたから、今回は私の生きてきた足跡をたどって、まるごとの「生きざま」を書くことにした。出版されたら是非読んでみてほしい。
 目次を少しと、あとがきを書きとめておく。

命ある限り、この一筋の道を
―自分史に代えて

  目次
山間の集落―わたしの故郷         
故郷と子どもたち                    
子どもたちの生活と詩            
少年の日の思い出                    
わたしと読書                      
中学になって
文学との出会い                  
高校の頃の日記                     
生い立ちから大学まで                  
   政治に目を向ける                   
   大学へ行こう
日本共産党に入党                      
   入党記念日に
大学時代の日記から                
ニボシの想い出                     
友人の死    
機関誌『冬の芽』から 
   炭焼き小屋で
児童文学を学び始める
  朝鮮人の友人                      
  転がり込んできた友人
新しい出発・・・神戸へ- 教師になる        
最初の論争―「君が代」は歌うべきか?           
   卒業式に
   記憶よ、よみがえれ―ある体育女教師に
激動の時代―安保闘争―                 
子どもたちの上にも深刻な影響が

六月一五日
   声明文
  自由、平等、独立          
忙しいとは決して言うなー ぼくの一日 
わが愛のために                    

  退職、新しい仕事へ                  
新しい仕事―青年運動専従者として           
   待っていたのだ、君らの言葉を
   会議
   大企業の養成工たち  運河

愛する者のために素晴らしい明日のためにー結婚
  誓いの言葉
兵庫県議会議員選挙に立候補
神戸医療生協I診療所 事務長の頃
昼となく夜となく―I診療所の一日         
国会議員秘書として上京
  元・衆議院議員(長野3区)林百郎氏の死      
国会議員秘書の頃のエピソード             
   構造的汚職の背景   
   真の味方はだれか
悲しみをかみしめながら―親しかったジャーナリストの死 
土筆塾を開く

この後に
詩篇
家族篇
と続くが省略


あとがき

六四歳の土筆塾生、佐々木友子さんは、いずれ「自分史」を書くつもりで土筆塾に来るようになった。彼女は、精力的にエッセー風の文章を書きつづっているが、折に触れて、私に「自分史」を書くことを勧めてくれた。私は、いままで自分なりの歩みを四冊の本と四冊の小冊子、加えて二冊の「電子書籍」で書いてきた。土筆通信は続けるにしても、もう、冊子は発行しないつもりでいた。四冊の本は別として、小冊子は自費出版だったし、恐らく今回の本も自費出版ということになるだろうから、お金もない。
 しかし佐々木さんの熱心さにハッパをかけられて、とにかくまとめるだけはまとめてみようといつもりになった。そうは言っても「自分史」、つまり自分の歴史となると年代を調べたり、その時々の時代背景にかかわることなども書いたりしなければなるまい。正直そんな手間をかける自信はなし、余裕もない。何せ、八十年以上も生きてきたわけだから、かかわってきた仕事も人も多い。とても「自分史」などは書けそうもない。そんなわけで今回の『命ある限り、この一筋の道を』は「自分史」の代わりということにした。歴史というよりも心の歴史というべきものだ。『心の自分史』とした方がよいのかもしれない。
 間もなく八十一歳になる。だが、まだ塾は続けているし、趣味の卓球は週四回もやっていて、自転車で走り回っている。まだ元気だ。しかし歳は歳、いつ人生の幕を閉じることになるか分からない。この本はそんなつもりで、自分の足跡をたどったものである。
と言って、振り返ってばかりいるわけではない。安倍自民党の大暴走を食い止めるために、まだまだ元気で、発信は続けなければなるまい。 
ハッパかけてくれた佐々木さんに心から感謝したい。
                    一〇一五年、三月一八日








 
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# by tsukushi--juku | 2015-04-15 21:50 | Comments(0)
最近目に付いたこと
               最近目についたこと

 目につくことは沢山あるがとりあえず一つだけ。
 女優として名前が知られている三原じゅん子、自民党参議院議員。十六日の参議院予算委員会の質問で大変なことを言い出した。
 「日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇」「世界が一家族のように睦み合うこと」「グローバル経済の中で日本がふるまうべき根本原理」それが八紘一宇だと言うのだ。

ちょと待て、ちょと待て、三原さん
八紘一宇、承知の上での発言ですか?

昭和十五年、第二次近衛内閣が、基本国策要綱決定した中で「八紘を一宇とする」精神に基づいて「まず皇国を核として、日本、満州、支那の強固なる結合を根幹とする大東亜の新秩序を建設する」、つまり中国侵略から太平洋戦争に突き進む、戦争推進の国民的スローガンであったこと。

ちょと待て、ちょと待て、三原さん
承知の上なら、あなた 戦前回帰の確信犯
知らなかったと言うなら あなたの勉強不足、ああ恥ずかしい。

「侵略を正当化したいなど思っていない」なんて言いわけしているけれど
八紘一宇は、私など小学生から教え込まれた、侵略のキーワード。
もっとも三原議員、安倍総理の肝いり議員。他の、日本の最右翼「日本会議議員懇談会」に名を連ねる女性閣僚と同列でしょ。
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# by tsukushi--juku | 2015-03-22 09:01 | Comments(0)
ざれ歌2題
                  戯れ歌 1

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ
説明してよね 安倍総理。
貴方この頃ずいぶん傲慢。

ちょっと待て、ちょっと待て、お兄さん
説明してと申しましても、私は丁寧に説明しているじゃないですか。
これ以上、何をです?

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ
しらばっくれちゃいけない安倍総理
貴方の進める政治のすべて。


ちょと待てちょと待てお兄さん
私のやってる政治と言うけれど
そのすべては国民のため、国益のため、平和のためよ。

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、
安倍総理、
それじゃ、いくつかお尋ねしますよ、いいですか
まず第一は、集団的自衛権という名の戦争協力法。
貴方どんどん広げていますね。
地域も広げて地球の裏側どこまでも
弾薬も提供します、戦闘機の給油もしますよ
自衛隊指揮所には、米軍人も常駐させて
共同作戦いたしますよと言いだした
戦争する国にまっしぐら
やれ国益だ、世界貢献だ、ときれい事並べたてているけれど。

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、
安倍総理
お尋ねしたい、その二つ
沖縄基地のことですよ
去る選挙、沖縄県。知事も衆議院議員も、オール沖縄圧勝し
辺野古基地建設反対と意思示す
ところがどうだ 安倍総理
沖縄の声全く無視して
知事とも会おうとしないじゃないですか
普天間の危険除去といいながら、辺野古に危険移すだけ
いや、それどころじゃありません
辺野古の基地は強化され、アメリカの「殴り込み部隊」の前進基地に拡大強化。
自然環境破壊して
どう説明しますか 安倍総理。

説明しろと申しましてもお兄さん、日米関係
秘密、秘密これ以上、説明なんかできませ~ん
そのために作ったじゃありませんか『特定秘密保護法』を
お分かりかな、お兄さん。

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ
それが貴方の傲慢と言われる、ゆえんですよ 安倍総理
それでは何でもありじゃないですか。

そんなこといいますけれど、お兄さん、
私たち自民党は選挙で選ばれ多数党。お仲間の公明党入れて政権与党
文句あるなら選挙で勝ってみなさいよ。

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、安倍総理
憲法違反状態と最高裁さえ批判した小選挙区制のおかげでしょ。
48%の得票率で、76%以上議席をせしめる悪法よ。
48%もの「死票」にも助けられての多数党、こんなインチキ許せません。

これ以上説明しても分かってもらえないね、お兄さん。
くやしかったら間もなくあるよ、地方選。勝ってみなさいよ
お手並み拝見。

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ、安倍総理
見ててごらんよ、地方選
自民党の顔面に痛烈パンチお見舞いしますよ、貴方の暴走止めるため。


           戯れ歌 2

それ、それ、それ、それ、またも出てきたOO党の得意技
腰砕けと妥協。
集団的自衛権行使容認の閣議決定したその日から
地球のどこでも、そして、いつでも
米軍と車の両輪、参戦すること
そんなことわかっていたんだ

「ブレーキになる」とか「歯止めをかける」とか
三要件、叫び続けてきたものの
同じバケツの中で、濁った水かきまわし
何のことはない言葉の遊び
要は政府が「我が国の存立脅かす事態」と判断すれば
こんな歯止めは現実離れの紙っ切れ

さて、さて、さて、さて、腰砕けと妥協のこの得意技
国民の皆さんだけでなく
貴党の党員と、支持母体、OOO会員の皆さんにちゃんと説明できますか?
それともこれも得意技
謀略ビラに、白を黒との紙鉄砲。憲法では政治と宗教切り離せ
憲法違反と批判されても、そんなことどこ吹く風さ。

「切れ目なく」米軍支援の戦争に道を開いたこの妥協。
そろそろ見抜いて、「おかしいぞ」と声上げる
OO党員、OOO会員はいないのか
安倍の暴走許していたら「平和の党」も「福祉の党」も
涙流して泣くだろう
それともやっぱり、すがりついていきますか?
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# by tsukushi--juku | 2015-03-22 08:45 | Comments(0)
うれしい報告

            おめでとう!Hちゃん

 うれしい報告が入った。大学入試に臨んでいたHちゃんからだ。

 土屋先生、お久ぶりです。お元気ですか?やっと進路が決まったのでご報告です。この春から津田塾大学英文科で学ぶことになりました。…行きたいと思っていた大学に合格できたこと、この一年自主的に勉強できたこと、自分に自信と誇りを持つことができました。
充実した4年間を過ごせればいいなと思っています。…
 
 葉書にはそうあった。おめでとう、おめでとう、おめでとう。
 Hちゃんは、小学4年生からの土筆塾生。6年間通った卒業生だ。兄も塾生だった。土筆塾の遠足によく一緒に行っていた。私と手をつないで歩いたものだ。
 中学3年の時にHちゃんが書いた作文だ。

    もし私がお金持ちだったら
                           中3 O・H

 もし、私がお金持ちだったらいったい何をするだろうか?
 世界にはいろいろな人がいる。そしてその中には、今日食べる分のご飯が無い人も多くいる。着る服が無い人がいる。安心して住める場所が無い人がいる。人間が生きていく上で大切な衣、食、住。それがすべての人間に与えられていない今。もし、私に有り余るお金や財産があるならば、私はその人たちを独り残らず救いたい。
 よくテレビ番組で戦争や紛争のことが取り上げられている。その映像を見るたびに、私は目をつぶりたくなる。こんなことが今本当に起きているのか、そう思ってしまう。子どもなのに、やせ細り下腹部が膨らんでいる姿。地雷によってからだの一部が無くなってしまった人々。きっと「戦争なんて嫌だ」と思っているだろう。だがそれを言うことができない。
 昔の日本もそうだった。そして、そんな国がまだあると言うこと。世界には「戦争は正しいこと」「仕方が無いこと」、そう思っている人がいると言うこと。なんて悲しい現実なのだろうか。
 人を救うためにはお金が必要だ。食料や、衣服を買ったりするからだ。だが、私は平凡な中学生。働いて稼いでいるわけでもない。誰かを助けられるほどのお金も、もちろん無い。しかしこの広い世界には、何千万もする自家用車を持ち、何十万平方メートルと言う豪邸に住み、それでもお金が有り余っているような人がいる。そういう人たちは、絶対に他人のためにお金は使わない。
 食べるものが、着る衣服が、住める場所が無い人がいるのに。今にも死にそうな人がいるのに。その人たちは、何故その人たちを救おうと思わないのか。その人たちのためにお金を使おうと思わないのか。自分たちだけが幸せなら、それでいいのだろうか。戦争はそういう人たちによって始められた。そして、多くの罪も無い民衆が犠牲になった。
 自分だけがよければいいという考えの人たちがいる限り、戦争は終わらないだろう。戦争を終わらせるためにも、命の危険にさらされる人たちがいなくなるためにも、自分だけが幸せであればいいという考えは、ぜひ捨ててほしい。そして少しでもお金に余裕ができたとき、そういう人たちを救うために使ってもらいたい。

Hちゃん、やさしい子だった。もう大学生だ。塾を卒業してからは年賀状とか、たまの手紙程度だったが、もう大学生。よく頑張ったね。もう一度おめでとう。
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# by tsukushi--juku | 2015-03-13 16:32 | Comments(0)