土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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ひるむな!
             ひるむな高校生、
                   委縮するな先生!

 安倍政権文部科学省が、18歳選挙権実施を前にして、高校生の学校内外での政治活動を、禁止したり制限したりすることを容認する通知を出した。さらに、それを校則で定めることも容認した。憲法で保障された政治的権利を侵害し、主権者教育を抑圧するこの通知は早速現実のものとして現れた。
 愛媛県立全高校で、政治活動届け出を校則化した。「選挙運動や、政治活動への参加」を一週間前に届け出ると言うのだ。届け出なければ、校則違反として罰則を含むさまざまな不利益がついて回ることになるだろう。選挙権を認めながら、何たることか。しかもある校長は「職員会議で導入を決めた」という。許せないことだがこうした傾向は、さらに広がって行くだろう。
 今、「ティーンズ・ソウル」など高校生・若者の中に、安保法制廃止や脱原発の運動は大きく広がっている。憲法に保障された自らの政治的権利、主権者としての主張を掲げて、堂々と歩もう。先生たちよ、委縮してはならない。「教え子を再び戦場に送らない」。戦後教育の出発点を胸に、子どもたちの未来を担って、主権者教育を凍らせてはならない。
       ひるむな 高校生、        
            委縮するな 先生!
                               2016年3月20日            
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by tsukushi--juku | 2016-03-23 10:54 | Comments(0)
ありがとう土筆塾
             ありがとう土筆塾
                             6年 N・M
 私は、3年間習っていた土筆塾を辞めることになった。理由は、中学生になるからだ。この3年間、土筆塾ではいろいろなことがあった。一つ目は、4年生の時に塾の時間を間違えて、1時間も前に着いてしまったこと。二つ目はノートを忘れたり、筆箱(ペンケース)を忘れてしまったりしたことなどだ。
 塾に行きたくないと思ったことは一回もない。なぜなら、先生の教え方が上手で、わからないことがあると、すぐ教えてくれることと、先生の笑顔が見られるからだ。だからとても楽しかった。
 塾の勉強が終わり、少し時間が空くと、先生と楽しいゲームをした。それは「ぼうずめくり」とか「UNO」とか、「回りしょうぎ」などだ。「回りしょうぎ」は今のところ私の14勝11敗で、私が勝っているが、やめてしまうともう戦うことはできない。
 「卓球」をしたこともあった。卓球台を出さないで塾で使っている机を並べてやった。先生は卓球のコーチをしているのですごく卓球が上手だ。時々球がいきなり曲がったりすることもあるので怖いほどです。
 私はこのようにして3年間通いました。すごくお世話になったので、ずっとずっと忘れません。これからも土筆塾を続けて行ってください。
 先生のこと、大好きです。

 *Mさんの家は遠い。自転車で来たり、バスできたり、時には母親の車できたりしていた。小学生の時間帯はそれほど遅くないから通塾に心配することもなかった。中学生になると部活の関係などで、塾の時間帯は遅くなる。もちろん帰りは真っ暗だ。
 そんなこともあって塾をやめることになったのだろう。中学になったら、部活は「バレー部」に入るそうだ。もうぼくよりもはるかに背が高くなっているから、バレー部向きだろう。3年間よく通ってくれた。塾には百花の足跡はいっぱいある。また困ったことがあったらいつでもおいで。
 親の意向での退塾と違って、こうした退塾は実に気持ちがいい。

 
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by tsukushi--juku | 2016-03-09 22:27 | Comments(0)
残念なことです
                 残念なことです

 土筆通信にも書いたように新年年明け、作文を受講していたSくんが退塾した。ご両親の政治的見解、立場が私と違うこと、つまり土筆塾が発信する政治的問題での立場と異なること、また、子どもに政治的影響を受けさせたくないと言うのが理由のようだった。
 今年に入って佐々木友子さんの発案で、土筆通信に掲載された子どもたちの作文を中心に、本を出版しようと言うことになった。S君は約2年間土筆塾の作文を受講し、沢山の作文を書き、土筆通信に掲載してきたので、ぜひ採用したいと思ってご両親あてに、次のようなお願いの手紙を書いた。
 
 まだ寒い日が続きます。インフルエンザが流行っているようですが、皆さんお元気ですか。
 さて今年に入って、64歳の塾生、佐々木友子さんの発案で、土筆通信に掲載した子どもたちの作文を中心に本を出版(自主出版)しようと言うことになりました。佐々木さんのエッセーと僕のエッセー他、若干の政治的発信も加えた本と言うことになります。土筆通信に掲載した作文と言うことになれば当然、S君の作文も含むことになりますがご了承いただけますか。
 2年間弱の土筆塾生でしたが、その間のS君の記録は土筆通信の中に多くあり、本の中にもとどめたいと思っています。ご家族で御相談の上、お返事いただけたら嬉しいです。もしご了承いただけないようであれば、残念ですがS君の作文は掲載せず出版ということになります。お返事をお待ちしています。
 まだ仮題ですが本の構想を同封しておきます。

   2016年2月24日        土筆塾  土屋春雄

  4日後、お返事をいただいた。

 2月24日付のお手紙にてご依頼のありました、息子の作文を出版物へ掲載するかどうかの確認の件に付いてですが、先日、土筆塾退塾の際にお話しさせていただいた通り、実名だけでなくイニシャルなどのどのような形であっても、掲載をお断りさせていただきます。せっかくの出版企画にもかかわらず、ご意向に沿えない返事となることをなにとぞお許しください。どうぞよろしくお願いします。

 というものであった。残念なことだがご両親の意向に沿わざるをえない。
 ただ、少し私見を言わせていただくことをお許し願いたい。

S君が土筆塾の作文を受講するようになったのは26年4月10日。入塾に当たっての塾への希望欄には「「昆虫、鳥が大好きでよく知っています。塾では自分の意思や意見を作文で表現できるようになってほしいと思っています」とあった。入塾以来、S君は、好きな昆虫や鳥のことはもちろん、塾での遊び〈えの実鉄砲、ベーゴマ、パチンコ作りなど)や土筆塾の年中行事である「あてのない遠足」、秋の「ムーミンの家」への遠足を初めたくさんの経験をし、沢山の作文を書いた。昆虫・野鳥に関する作文では土筆通信読者にも評価され、励ましを受けながらたくさん書いた。私も彼の作文を評価し、可能な限り援助し励ましても来た。
今回いただいたお手紙では、こうした土筆塾で書き続けて、土筆通信に掲載してきた彼の作文はすべて「ボツ」になり、さらには土筆塾そのものと関わりがすべて、消し去られてしまったということにならないだろうか?
土筆塾38年の歴史の中で、こうした断絶は初めてであり、それだけに残念でならない。
 人がどのような思想をもち、どのような政治的見解を持とうとそれは自由であり、否定されることではない。またどのような教育観、子育て観を持とうと、相互に批判しあうと言うことはあっても、干渉される筋合いのものでもない。ただ4年生ともなれば、どこで学びたいのか、自分の作文が本に採用されることを望むか望まないか、それなりの判断はできるし、希望もあるだろう。S君は新年の私への年賀状で、「今年もよろしくお願いします」と書いている。親が親の政治的信条・立場で、決めてしまうことが子どもにとって良いことと言えるだろうか。
 S君が土筆塾で書き続け、土筆通信に掲載した作文は、土筆塾の作文教育の中で生み出されたものであり、他の、どこにも転用することはできないものだ。そうなれば、陽を見ることがないままに終わってしまうことにもなる。S君が一生懸命書き続けた優れた作文であっただけに、残念でならない。
 
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by tsukushi--juku | 2016-03-08 09:08 | Comments(0)