土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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根っこに企業献金と政党助成金
                 
                根っこに企業・団体献金と政党助成金

 土筆通信1294号で、『安倍内閣女性官僚の面々』という記事を書いた。その中で小渕優子元経済産業相について次のように書いた。
 「小渕講演会などが、後援会員らの観劇費用の一部を負担して、08年~012年観劇料費用経2700万円を支出しながら、会費収入が政治資金収支報告書に記載されていないとか、会費収入と明治座への支出の差額が05年~12年まで5330万円を上回るとか、同後援会が行った「野球観戦」でもチケット代を負担して格安で観戦させたとか、親族会社からネクタイやハンカチを贈答品や海外出張のお土産として配ったとか、細かくあげればきりがない金が支出されているようだ。ようするにこれらは「政治活動費」。政治と金を巡る不透明な政治活動が浮ぼりになってきた。政治と金を巡る問題は歴代自民党政権のお家芸、後を絶たない。第一次安倍内閣の折にも「事務所費」などの名目で不透明な支出が次々と明らかになり、閣僚が辞任したり自殺にまで至ったという事件も起こったりした。企業・団体の政治献金問題が引き起こす事件も後を絶たない。「政党助成金」問題も含めて厳しく監視しなければならない。」
 この記事を書いた直後、小渕優子経産相は辞任した。辞任をめぐっては新聞報道も多いので改めて書くつもりはないが、問題なのは「観劇会」の差額を埋めた金のもとは企業・団体献金やパーティの利益だと言うこと。これでは企業・団体から金をもらって、その金で「観劇会」費用を支払った、ということになる。色々言い訳をしているが何とそらぞらしいことか。結果が大臣を辞任せざるを得なかったということだろうが、国会議員の資格さえ問われていい。
 小渕議員の辞任に次いで、もう一人の女性閣僚松島みどり法相も、公職選挙法に触れる「うちわ」配布事件で辞任した。
 ところが今度は、小渕議員の後任として登場した宮沢経産相、原発を所管する大臣なのに東京電力の株を500株も持っていると言う。また「SMバー」への支出があったことも報道され、たちまち醜態をさらしている。「これも「政治活動費」というわけだ。「政治活動費」となれば金の出所は「政党助成金」であったと言っても否定はできまい。政治活動費として不明朗な使途が指摘された事例は多い。例えば安倍晋三(当時自民党総裁)、支部長を務める山口県第4支部が組織活動費からクラブやキャバクラでの飲食代として2年間に108万円を支出していた(10年)。江田五月(参院議長)の政治団体が、政治活動費として、6年間で約260万円のキャバクラ飲食費を支出。(09年)などなど…。これらは国民一人当たり250円の税金、つまり政党助成金が原資だ。
 10月24日の新聞報道によれば江渡防衛相などは自民党本部から自分が代表を務める選挙区支部に支給された政党助成金を自分本人が受け取る(寄付)という形で、10年~12年の3年間で800万円懐にしていたということも明らかになり、「寄付ではなくて親族などへの人件費だった」などと収支報告書を訂正、開き直っているようだ。
 経団連が自民党への政治献金を大っぴらに宣言したことは新聞報道されているが、政治献金問題が政治腐敗の根っこにあるだけでなく、「政党助成金」もまた政治腐敗、政党堕落の元凶となっていることも指摘しておきたい。
 政党助成金の問題については土筆通信に何度となく書いてきた。改めて書くつもりはないが、これだけは繰り返しておきたい。政党助成金は国民1人当たり250円の税金だ。これを政党の政治活動への資金として、共産党を除く各政党に配分する。共産党は、憲法の思想信条の自由に違反するとして廃止を主張、受け取っていない。消費税の大増税、社会保障費削減などを進めながら、政党助成金は「聖域」として手をつけずもらい続ける。これが現在の政党の姿だ。そしてこれがまた、政党を堕落させ、政治腐敗を増幅させている。
 18日、総務省が行った2014年度分の政党助成金(年額320億1433万円)の第1回分交付として計80億358万円を、共産党を除く各党は受け取った。
 政党が受け取った金額は次の通り。

*自民党 39億4591万円。(年内交付額118億3774万円)*民主党16億7322万円(年交付額50億1966万円)*日本維新の会8億2372万円(年交付額24億7116万円)*公明党6億5000万円(年交付額19億5002万円)*みんなの党5億334万円(年交付額15億1002万円)*生活の党1億8718万円(年交付額5億615万円)*社民党1億728万円(年交付額3億2185万円)*結いの党8724万円(年内交付額2億6174万円)*新党改革2566万円(年内交付額7698万円)

 国民はもっと怒っていい。私はそう思う。(土筆通信1295号の一部)
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by tsukushi--juku | 2014-10-27 07:14 | Comments(0)
安倍内閣の女性閣僚
   安倍内閣女性閣僚の面々

 安倍政権成長戦略の一つ「女性の活躍」。その目玉として起用した女性閣僚の面々。最近、やたらと新聞をにぎわす。
 まず、小渕優子経済産業相、小渕後援会などが、後援会員らの観劇会費用の一部を負担して、08年と09年観劇料費用計2700万円を支出しながら、会費収入が政治資金収支報告書に記載されていないとか、会費収入と明治座への支出の差額が05年~012年まで5330万円に上るとか、同後援会が行った「野球観戦」でもチケット代を負担して格安で参加者を観戦させたとか、親族会社からネクタイやハンカチを贈答品や海外出張のお土産として配ったとか、細かくあげればきりがない金が支出されているようだ。要するにこれらは「政治活動費」。政治と金を巡る不透明な政治活動が浮き彫りになってきた。
 政治と金を巡る問題は歴代自民党政権のお家芸。後を絶たない。第一次安倍内閣の折にも「事務所費」などの名目で不透明な支出が次々と明らかになり、閣僚が辞任したり、自殺にまで至ったという事件も起こったりした。企業・団体の政治献金問題が引き起こす事件も後を絶たない。「政党助成金」問題を含めて厳しく監視しなければならない。
 経団連が自民党への政治献金を再開することも、こうした事件がさらに次々引き起こされるだろうことを充分に予想させる。
 話が横にそれたが、小渕優子経産相の今回の疑惑。見過ごすことはできない。
 新聞をにぎわした次の女性閣僚、高市早苗総務相。民族差別をあおる右翼団体関係者と仲良く写真におさまっただけではない。秋の例大祭の合わせ靖国神社に参拝すると公言。朝日新聞社説にさえ「高市さん、自重すべきだ」と書かれる始末。靖国神社は、東條英機以下太平洋戦争のA級戦犯を祭るだけでなく、侵略戦争を賛美・正当化する宣伝センター。(ちなみに例大祭には安倍首相も「真榊(供え物・祭具)を奉納、190人の国会議員やその代理が参拝した。」
 高市早苗総務相はほかにも新聞を騒がすことも多い。要するに、「日本会議国会議員懇談会」に名を連ねる有力メンバーだ。
 続いて山谷ゆり子国家公安委員長。極右団体、民族差別をあおる「在特会」関係者らと写真撮影をし、6万円の献金を受けている。彼女も「日本会議国会議員懇談会」に加入する閣僚の一人だ。名前入りの「うちわ」2万本超を選挙区内に配布して公職選挙方違反を取りざたされる松島みどり法相もいる。
 次は、有村治子女性活躍相。女性が活躍する社会と大宣伝の安倍政権の目玉。「男女共同参画」を否定するのだからあきれてしまう。彼女も「日本会議議員懇談会」メンバーだ。 ついでに、閣僚ではないが稲田明美自民党政調会長、山谷えり子国家公安委員長同様、「在特会」から1万6000円の献金を受け、旧ナチを信奉するネオナチ代表とツーショットで写真撮影。
 安倍政権の成長戦略の目玉がこの体たらくでは、あきれてものも言えないと言ったところか。だが軽く見てはいけない。安倍政権とともに彼女らが政治を動かし、国民生活を次々と困難に追いやるだけでなく、子どもたちの未来を台無しにしかねないのだ。18日の新聞によれば時事通信が行った世論調査によると、安倍内閣の支持率は前月比で2・8ポイント下がったという。それでも47.9%だ。いい加減目を覚まそう、と叫びたいくらいだ。 (土筆通信1294号の一部。10月19日発行)
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by tsukushi--juku | 2014-10-21 17:20 | Comments(0)