土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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最近思うこと
   最近思うこと
  ――最近思うことは多いが一つだけ書き留めておく 

 京都市の俊正(としまさ)和寛さんという方が「父親の死後、数十年の時を経て仏壇の億の戸袋棚から見つかった3冊の従軍日記」を出版したという記事を「しんぶん赤旗」で読んだ。日中戦争に従軍した父の足掛け3年にわたる戦地での日々をつづった日記だ。
 父親政利さんは建築・設計の専門家、36歳で招集され、所属は第18師団(福岡・久留米)の工兵第12連隊。「任務は陣地の構築や架橋、道路整備・鉄橋の修復、侵攻先での炊事場、風呂の確保、トイレの構築など。兵士や馬、武器弾薬などを対岸にわたす応急的な架橋」などだったようだ。日記には「民家に食料品の調達」人家から食料や家畜を略奪し、住民も徴用し強制労働させる。必要なものはすべて現地で徴発行為が繰り返された」とあるらしい。また日記には「日本ピーに行く」「支那ピー」「朝鮮ピー」などの言葉も日常的に登場するようだ。ピーとは、慰安婦、慰安所のこと。「軍用車 病める娼婦(おんな)も送らるる」という一句もあるようだ。兵士たちの転戦に伴い、軍の管理のもと病める娼婦を、新たな占領地に移送していくのだ。従軍慰安婦の問題が、軍の命令によるものであるかどうかで注目を集めている中、慰安婦が軍の管理の下にあったことは疑う余地もない。そういえば「OOピー」という言葉、どこで聞いたのか思い出せないが私も子どものころ聞いたことがある。戦時下、私の村には、鉱山があって、朝鮮人労働者がいた。私の村の一角に「朝鮮部落」もあり、同学年には、中国・朝鮮の子どもがいた。その頃私たちは、中国人を「チャンコロ」朝鮮人を「半島人」と呼び蔑視していた。侵略戦争はまぎれもなく、軍だけではなく教育そのものを非人間的少国民育成機関にしていた。
 日本軍が中国で犯した残虐行為は数知れない。日本軍が展開した「三光作戦」(殺しつくす、焼き尽くす・奪いつくす)や「南京大虐殺」はよく知られているが、この政利さんの「従軍日記」のような事実は数えることもできないほどあっただろう。
 私は中国・韓国・朝鮮と向き合う時、これらの行為への謝罪と、厳しい反省から出発しなければならないと思っている。日中戦争・太平洋戦争は、安倍政権や日本の右翼的潮流が言うように「正義の戦争」・「アジア解放の戦争」では断じてない。侵略戦争という歴史的事実を「自虐史観」などと攻撃することを決して許してはならない。
 安倍政権の中枢に「日本会議国会議員懇談会」の面々が据えられていることについては、土筆通信1288号でふれた。この一事を見ても安倍政権の危険性がうきぼりになる。
 しかも、安倍政権は、これから教科書を含めて教育分野での介入を一層強めるだろう。子どもたちの未来を、危険にさらしてはならない。(土筆通信・1290号の一部)
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by tsukushi--juku | 2014-09-20 21:29 | Comments(0)
子らの未来と日本の未来のために
  子らの未来と日本の未来のために
―こんなことは許されない

  今回は2つのこと

   川内原発再稼働

 私は先に土筆通信を通して、関電が、歴代首相7人に、72年から18年間、年2000万円の献金をしてきた事に触れた記事を書いた。その中で「7月19日安倍首相は福岡市内で九州電力会長ら九州の財界人と会食し、鹿児島川内原発再稼働を要請され『川内は何とかしますよ』と応じたという報道に触れた。そして「川内原発を突破口に原発再稼働に向けて急ピッチだ。」と書いた。9月11日新聞報道は原子力委員会が主要な審査を終わり、GOサインを出す方向が打ち出されたことを報じている。政府は「安全性が確認されたわけですから、地元説明を始め、粛々と再稼働させる」〈菅官房長官〉と意気込んでいる。原子力委員会の言う安全性に対しては「避難、噴火」を含めて数々の意見があり、寄せられた意見書は1万7000件に上るという。詳しく書くつもりはないが、新たな「安全神話」を振りまき、原発再稼働に向けての動きは急ピッチで進められるだろう。福島第一原発の事故処理さえめどが立たない中での原発再稼働、日本の将来に、子どもたちの未来に取り返しのつかない禍根を残すことになるだろう。
 あきらめてはならない。広範な原発再稼働反対の運動を背景に、選挙でしか方法がない私たち国民は、どんな小さな地方自治体の選挙であっても、投票という行為で自分たちの意思を伝えていきたいものだ。

 もうひとつ

日本の成長戦略の目玉、「カジノ合法化」の暴走

 国土交通相に留任した公明党の大田氏が9月3日の記者会見で述べた『首相からカジノを中心とする統合型リゾートの整備担当を務めるよう指示された』という報道についてだ。要するに、刑法が禁じている賭博場・カジノを、「成長戦略の目玉」と位置付け、合法化に向けた暴走を加速させるわけだ。日本のギャンブル依存症患者は536万人に上る。(厚生労働省の調査結果〉そんな中での政府推進の公認賭博・カジノが、子どもたちの未来に取っていいわけがない。国会には「カジノ議員連盟」というのがある。安倍首相、麻生副総理・財務相は最高顧問だ。閣僚、副大臣、政務官を含めて副大臣9名、政務官11名。公明党の政務官も含まれる30名近いメンバーが名を連ねる。
 安倍政権の中枢はカジノ議員連盟がズラリ。これも心に留めておきたい。

 もうひとつ、こんな記事も付け加えておこう。9月11日朝日新聞、およびしんぶん赤旗の記事だ。

ネオナチ代表とツーショット。安倍内閣の高市総務相と自民党政調会長稲田明美氏が、旧ナチス・ドイツヒットラーを信奉する極右団体の代表とツーショットで写真撮影をしていたという報道だ。この団体のホームページに掲載されていたという。どうやら団体代表と議員会館で会い、撮影したらしい。ほかに自民党西田参院議員との写真も掲載されているらしい。この極右団体綱領には「日本民族の優秀性を確認し血の純潔を保持し全世界の指導国家として世界に自由に貢献する」とあるらしい。ネオナチスの思想だ。
第2次安倍改造内閣発足後、ネット上で話題となり、海外で批判的報道が相次いでいるという。例えば英国紙ガーディアンは、「安倍が政権をさらに右傾化させているとの批判が強まっている」と指摘。フランス通信は「この写真は安倍首相が、日本政界の右翼的人物でますます周辺を固めているという見方を強めることになるだろう」と報じているようだ。
稲田自民党政調会長、高市総務相、両氏は「A級戦犯14人を含む日本の戦死者をたたえる靖国神社を参拝してきた」安倍首相のお気に入りだ。稲田氏も高市氏もこの極右団体代表がどんな人物か知らなかったとか、その後会っていないとか言い訳をしているが、見苦しい。
こうした事実も記憶しておきたい。
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by tsukushi--juku | 2014-09-12 21:02 | Comments(0)