土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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安倍政権の大暴走
  安倍政権の「大暴走」は留まることを知らず

消費税来年4月8%に引き上げ

 安倍首相は20日、来年4月に消費税を8%に予定通り引き上げることを決断したようだ。新聞報道によれば、消費税引き上げと併せて大企業の法人税率を引き下げるという。赤ちゃんから年寄りまで消費税で国民から吸い上げ、一方で法人税の値下げで大企業を優遇するというわけだ。その額5兆円、それでもまだ不十分だなどという。これでは消費税値上げで国民から吸いあげた分を、大企業の法人税引き下げで税収不足になる分の穴埋めにするということになる。国民から吸い上げて大企業にばらまく、と言われても仕方がない。「企業が力をつける環境が整備できれば賃上げも出来、景気も上向く」という言い分だ。合わせて大型公共事業への予算の大盤振る舞いで、大企業には至れり尽くせりだ。
企業がもうかれば賃上げもできる、景気も良くなる、安倍首相は賃上げや雇用の拡大を企業に要請したという。しかしこの論理、小泉内閣の時も盛んに言われた。歴代自民党内閣の一貫した論理だ。だが、賃上げはされたか、景気はよくなったか、少なくとも国民が実感できる好循環が生まれたか。
リストラの横行、非正規労働の蔓延、ブラック企業までが横行する一方、大企業の内部留保(儲け)は今や160兆円をはるかに超えるまでに増大した。
消費税の値上げは福祉や社会保障のため、などという口実は完全に崩れ、大新聞までが「揺らぐ理念」「社会保障目的かすむ」などと、大見出しを掲げるほどだ。莫大な国の借金を減らす「財政再建」などと言ったことさえ、大企業への大盤振る舞いで危うくなり、ツケは次代を担う若者たちに回される。
消費税引き上げはさらに何年かのちには10%だ。
 オリンピック招致のお祭り騒ぎに浮かれていると、とんでもない大暴走を許すことになる。

  福島原発問題は、緊急を要する大問題

 福島原発の汚染水処理はどうだ。安倍首相は福島第一原発を視察して再び「汚染水の影響は完全にブロックされている」旨の発言をした。福島県民は誰ひとりそれを信じてはいない。福島県民だけではない、東電でさえそれを否定している。汚染水漏れは毎日のように新聞の報道になるほどだ。まして「事故は収束した」などと誰が言えよう。
政府は収束宣言を即刻撤回し、非常事態宣言を発して、御用学者や御用有識者に頼ることのない、科学者、技術者、産業界、などすべての英知と総力を結集した取り組みを緊急に行うべきなのだ。共産党が「福島第1原発 汚染水危機打開に関する提言」を発表した。提言をぜひ読んでみたい。
 毎週金曜日、首相官邸前、反原発集会が開かれる。20日金曜日も3000人近い人たちが集まったと報道された。全国各地でも呼応した集会・デモが続けられているようだ。大手マスコミは、こういったことは殆ど報道しない。原発は汚染水漏れ問題だけではない。再稼働を許さず、すべての原発の廃炉に向かって、声を上げ続けるべきだろう。

 我がもの顔のオスプレイ

 安倍政権の大暴走は国民生活の全分野にわたる。集団的自衛権を巡る問題、「秘密保護法」を巡る問題、TPPなどなど、とても書ききれるものではない。もう一つだけ、沖縄のオスプレイ問題についてのみ触れておく。
先に全沖縄県民総意の反対を押し切って、新たに増強された「垂直離着陸機オスプレイ」が、我がもの顔で「騒音防止協定」を逸脱した訓練を続けているという。小野寺防衛相も協定違反を確認しているというが、厳しく抗議し、中止を要請したということは聞かない。協定違反の夜間飛行が常態化し騒音は「騒々しい工場内」レベルだという。「受け入れたくて受け入れているわけではないのに生活が破壊される」とさらに反発が強まっているようだ。オスプレイは今や沖縄だけではない。本土にも訓練空域を持つ。危険は沖縄だけでなく全国に広がってきているのだ。東京横田基地も配備が取りざたされている。TPPを含めて「日米同盟」の名によるアメリカべったりの暴走も見逃すことはできない。

感想程度の雑文だが、一言書いておきたい。(土筆通信1246号の一部)
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by tsukushi--juku | 2013-09-21 21:09 | Comments(0)
2020東京オリンピック決定
2020年東京オリンピッが決まった。

 オリンピックは好きだし、別に反対する理由はない。だが気になることは多い。安倍首相は福島原発汚染水を巡って次のような発言をしたという。「結論から言うと全く問題ない。…汚染水による影響は福島第一原発の港湾内0・3平方メートル範囲内で完全にブロックされている。福島近海の数値は世界保健機構の飲料水の水質ガイドラインの500分1だ。これが事実だ…。健康問題については、今までも、現在も、将来も全く問題ない…」
 この発言、どうも気になる。最近の新聞報道を見ていると、高濃度の放射能汚染水漏れが後を絶たない。しかも汚染水漏れはタンクの構造的欠陥によるという。福島の漁業者は汚染水流出発覚で窮地に立たされ、9月から全面開始予定だった操業を中断・延期せざるを得なくなったと報道されている。相馬双葉漁協新地支所の船主会長さんは「福島の海は黒潮と親潮が交わり、魚の宝庫だ。その無限の可能性を奪い、汚染水漏れでも隠しごとばかりの東電を、100パーセント信用しない」と語っている。たまり続ける汚染水と汚染水漏れ、どう処理しようとしているのか。安倍首相の発言の根拠は示されてはいない。加えて国民がオリンピックに熱中している中で、福島原発汚染水問題だけではない、あちこちの原発再稼働の動きが加速されていくのではないか。
 どうも気になる。厳しく見つめていかなければならない。
 気になることはまだまだ多い。紙面の関係でとどめておく。(9月8日記・土筆通信1244号の一部)
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by tsukushi--juku | 2013-09-10 07:42 | Comments(0)