土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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素敵なプレゼント
  ステキなプレゼント

 一年生のSちゃんからステキなプレゼントをもらった。折り紙で折ったペンダントと十字手裏剣だ。
 こんな手紙が添えられていた。

 つちやせんせいへ
火ようびにいつもさんすうをおしえてくれる
つちやせんせいがだいすきです。
これからもさんすうをおしえてくださいね。
よろしくおねがいします。

 今、土筆塾には一年生のSちゃんが一人通っている。今まで一年生は受け入れていなかったが、まだ学校にも上がらない小さいころから塾に通っていたお兄ちゃんについてよく来てくれていた。小学校に上がってしばらく顔を見なかったが、今度塾に入りたいと言ってきた。おばあちゃんの車で送り迎えされて嬉しそうにやってくる。算数だけの勉強だがとても張り切っていて勉強がどんどん好きになっていくみたいだ。帰り際には握手をして「またね!」という。土筆塾は、二十二日で今年の授業納めだが「冬休みもやりたいな」などとうれしいことを言ってくれる。

 Sちゃんのプレゼント、さっそく塾の教室に飾っておこう。
 土筆通信にも紹介したが、先日は三年生のM子ちゃんが、ドングリを使ったクリスマスツリーをプレゼントしてくれた。これも教室に飾ったが、教室はこうして子どもたちから頂いたプレゼントで一杯だ。修学旅行のお土産、家族で旅行した時のお土産、いろいろな折に送ってくれるプレゼント、手作りのものも多い。塾の板壁には、あちこちの土筆通信読者からのものも含めて、ところ狭しと飾られている。飾りきれなくて「引退」したものも多い。
 土筆塾の教室は、勉強の空間でもあるが、こうした子どもたちとの心の交流の空間でもあり、全国あちこちから届く通信読者との心の交流の空間でもある。「そこにいるだけでなんとなく心が豊かになる」そうした場であり続けたいと思う。
 教育は決して「競争」ではない。今回の選挙の結果再び登場する自民党安倍総理は、教育の改革を声高に叫ぶ。彼の言う教育は、私が願う教育とは正反対のものであることは間違いなさそうだが、私は実践を通じて対決していきたいと思っている。
 土筆の子どもたちは授業の合間を見ていろいろな遊びを楽しむ。時には昔そうであったように作文の授業を使って遊びを楽しむこともある。ビーダマであったり、ベーゴマであったり、竹トンボであったり、木の股を使ったパチンコであったり、あるいはまわり将棋や、百人一首の「坊主めくり」であったりする。
 日曜日や祭日を使っての、春の山菜摘み「あてのない遠足」や、秋の「ムーミンの家」への遠足などもある。すべてが子どもどうし、また、親と私の心をつなぐ交流の場だ。こうしたことが時には心ない「噂」になることもあるようだ。「土筆塾は遊び塾だ」と。かつてもそうだった。遊び塾であったかどうかは子どもたちがよく知っているし、卒業した子どもたちのその後の歩みが何よりも土筆塾を証明してくれている。
教育は単なる知識の伝達ではない。目先の成績だけを追求するのではない。知識の伝達、成績の向上はもちろんだが、それを支える心の成長が大切なのだ。私はそう思っている。
今年の六年生の作文の授業の最後の日、次のような作文を書いた子もいる。

    今年のつくし
                           6年 T・Y
今年も、もうすぐお正月だ。ぼくには小学校生活最後でもある。来年の4月からは中学生だからだ。
 ぼくは、つくしへほぼ5年は入っている。毎年必ず行く「あてのない遠足」や秋の「ムーミンの家」への遠足。昔の遊び。そしてもちろん、作文などの勉強。
 つくしでは普段の生活ではやらない昔遊びなどができる。それはゲームなどよりも何倍も面白い。ビー玉、ベーゴマ、パチンコ、それに周り将棋などだ。それらをつくしでは作文の授業の時に月1回はする。ぼくはそれが楽しみだ。
 あと何週間かで一月。それまでしっかり遊んで、勉強して、楽しく過ごしたい。そして、来年もつくしじゅくを続けたい。


 今年も間もなく終わる。新しい年を新たな決意で迎えたい。


 衆議院選挙結果に思う


衆議院選挙が終わった。民主党の大敗、自民党の「大勝」という結果に終わった。私は土筆通信1214号(11月30日)に「私たちが政治離れをしても、政治は私たちから離れることはありません。私たちの現在の生活のすべても、将来も、すべて政治に左右されて動いているのですから」と書いたが、投票率は戦後最低、60パーセントを切った。
私はまたこの通信で「現在の選挙制度は、政権党や大政党が有利になるような仕組みです。だから、またまたそれらの政党が政権を握り、くっついたり離れたりしながら政治を動かすことになるかもしれません。…」と書いた。まさにその通りになった。43%の得票で79パーセントの議席を占める。小選挙区制の弊害がはっきりした。
 議席の上では自民党は大勝した。だが比例区では自民党は219万票減らしているのだ。自民党の大勝は、低い投票率と小選挙区土台の選挙制度に助けられたと言っても過言ではあるまい。国民の多数が無条件で信任したわけではない。(ちなみに公明党も94万票を減らしている)
 しかし、とにかく自民党は「大勝」し、政治権力は自民、公明に握られることになる。12月20日の朝日新聞によれば、今度の選挙の結果、政党助成金が自民党は44億円も増えるという。今回どう変化するか分からないが、今まで民主党の政党活動費の83パーセント、自民党のそれは72パーセントが政党助成金だった。国民の税金で」党活動をしているまさに「国営政党」だった。加えて企業団体からの政治献金。根っこがこんなに歪んでいるのだから、いずれ国民との軋轢は増していき、その「政権」はまたまた「短命」ということになるのではないか。私たちは、政治の在り方の根本に目を向け始めてもいいのではないか。
 負け惜しみではないがそんなことを思う選挙結果だった。
新しい年、国民各層のそれぞれの分野での運動が大きく広がっていくことを期待したい。それこそが政治を変える真の力だと信じるから。
(土筆通信 NO1217号より)
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by tsukushi--juku | 2012-12-29 18:45 | Comments(0)
選挙が始まった
   東京都知事選挙と衆議院選挙

 都知事選挙が告示され、12月4日には衆議院選挙が告示されますね。都知事選挙は、石原前都知事が都知事を辞めた後の選挙です。石原前都知事は、国政に乗り出すということで、太陽の党を結成、すぐ日本維新の会と合流、維新の会が国政選挙に臨むということになりました。今回の都知事選挙は、石原後継を名乗る候補と、反原発を正面から掲げた「人にやさしい東京を作る会」の候補との、事実上の対決を軸にした選挙になりそうです。

 衆議院選挙は、自公民の談合政治の受け皿と称して雨後のタケノコのように誕生した、寄り合い所帯の政党の乱立、混沌とした中で戦われることになりますね。どの政党どの候補者がいいのか分からない、などとあきらめたり、選択を迷ったりすることのないようしっかり考えていきたいものです。選挙期間中だから詳しいことは書けません。ただ私は次のことを基本に考えたいと思っています。

一、その政党が明確な日本の将来の在り方についての展望、政党の憲法とも言うべき「綱領」を持っているかどうかということ。政治、経済、文化、外交を含む国民生活の全分野で、系統的で、一貫した政策と展望を持っているかどうかということ。
二、全国の隅々に、党員と党組織を持ち、市民・住民と深く結び付きながら日常的に活動している党であるかどうか。また、労働、農業漁業、医療、子ども・教育、文化・芸術、学者・研究者・知識人などなど、各分野に党員と党組織を持ち、日常的に、系統的に活動している党であるかどうかということ。
三、自らの活動を通して自前で党財政を確保・確立している党であるかどうかということ。企業・団体からの政治献金(パーティ券などの事実上の政治献金を含む)や国民の税金をもとにした政党助成金頼みの政党では、本来の近代政党とはいえない。)
四 歴史的に見て、一貫性を持ち、ぶれることなく、どんな困難にも屈しなかった党であるかどうかということ。
などなどです。

 私たちが政治ばなれをしても政治は私たちから離れることはありません。私たちの現在の生活のすべても、将来も、すべて政治に左右されて動いて行くのですから。政治は「数」がものをいう世界です。数が増えれば発言の機会や発言時間が増え、発言力が増します。それが国民の声と結びついて政治を動かすのです。
 現在の選挙制度は、政権党や大政党が有利になるような仕組みです。だからまたまたそれらの政党が政治を握り、くっついたり離れたりしながら政権を動かすことになるかもしれません。でも離合集散を繰り返す政治は、またまた国民から見放され、その政権担当期間は一層短くなっていくでしょう。
 今大切なことは政党の「王道」を貫き、すべての分野で国民の声を反映させる発言力を育てることです。それが従来の政治を転換させる力だとわたしは思っています。
 しっかりと考え、「まただまされた」ということのない選択をしていきたいものです。(土筆通信1214号の一部)

 
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by tsukushi--juku | 2012-12-05 10:32 | Comments(0)