土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

<   2012年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧
沖縄・女性暴行事件
           またまた沖縄で女性暴行事件

 10月16日未明、沖縄で米海軍兵2人による女性暴行事件が起きた。事件の概要については新聞、テレビなどで報道されているから省くが、怒り心頭と言ったところ。沖縄で怒りが噴出し、全国で怒りが広がっていることは当然だ。
 沖縄はオスプレイが強行配備され、我が物顔で運用が始まって、沖縄県ぐるみの反対運動が高まっている折も折だ。沖縄が本土に復帰して以来、米兵による刑事犯罪は、9月末までに検挙されただけでも5790件、1年あたり約150件という。2000年以降だけ見ても次のようになるという。
 2000年7月3日 海兵隊員が民家に侵入、就寝中の女子中学生にわいせつ行為。01年1月9日 海兵隊員が女子高校生に強制わいせつ。6月29日 北谷町で、空軍隊員が婦女暴行。03年5月25日 金武町で女性の顔を殴り暴行。04年8月22日 米軍属が民家に侵入し女性を暴行。05年7月3日 空軍隊員が小学生に強制わいせつ。07年10月1日 米兵親族が飲食店の女性従業員の顔をビール瓶で殴り強姦致傷。08年2月10日 海兵隊員が少女暴行。010年8月4日 海兵隊員が民家に侵入し強制わいせつ致傷。012年8月18日 海兵隊員が那覇市で強制わいせつ致傷。そして今回の事件だ。
 事件が起こるたびに米軍当局は「綱紀粛正」「二度と起こさない」と言い続けてきた。それが何の効果もなかったことは、繰り返される米軍犯罪を見れば明らかだ。仲井真知事が「もはや正気の沙汰ではない」「県民の我慢の限界を超えている」と抗議、意見書案をまとめたといい、沖縄国際大学教授前泊博盛さんが「米兵によるレイプ事件が多発しています。被害者が申し出ない限り表に出てこないケースが沢山あり、今回の事件も氷山の一角とみるべきです。絶対に許せません」と発言しているのも沖縄県民の怒りの代弁だ。
 沖縄の基地がある限りこうした犯罪は後を絶たない。
 01年6月29日、沖縄で婦女暴行事件が起こった折、当時土筆塾2年生だったT君がこんな作文を書いた。

   女性暴行事件に思う      (中学2年)

 沖縄の北谷町で米兵による女性暴行事件があった。このことは新聞やテレビなどで大きく報道された。テレビでは沖縄の人びとにインタビューしていた。そのなかで「本当に頭にきますよ。こういう事件が起きるたびに思うんですよねぇ。早く米軍基地がなくならないかなぁってね」と話していた。僕もそう思った。
 僕たちは沖縄に住んでいないから、こういう事件が起きても真剣に考えようとはしない。でも、沖縄の人びとにとってはものすごく深刻な問題なんだと思う。
 先生が話していたが、このあいだの日米首脳会談で、小泉首相はアメリカに対して抗議をしなかったらしい。僕は、これが一国の首相がやることか!と思った。
 こう考えると沖縄の人びとが怒る気持ちが少しわかった。
 沖縄は日本の領土である。にもかかわらず米軍の基地が存在するというのは、おかしいことだと思う。日本も安保条約地位協定などという変な決まりのせいで、米兵をたい捕することができなかった。なぜ、戦後半世紀以上にもなるのにこんな決まりを結んでいるのだろう。こんな決まりを結んでいる必要があるのだろうか。

 わたしはかつて清瀬で元米海兵隊員故アレン・ネルソンさんの講演を聞きいた。ネルソンさんの本『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』も読んだ。そして、ネルソンさんが本の中で書いている次のような言葉を引用して土筆通信を書いたことがあった。
 「……たとえば街に繰り出して飲んだくれた時など、キャンプ・ハンセンに戻るにはタクシーを使いましたが、料金をふみたおすのはしょっちゅうでした。タクシーの運転手が支払いを催促しても、私たちはニヤニヤ笑って無視します。それでも運転手が請求すれば、私たちは運転手を車の外に引きずりだし、気絶するまでめちゃくちゃに殴るのです。、それは女性と遊ぶ時も同様で、女性がお金を要求しても、払う気がなければ無視しましたし、それでもしつっこく要求してくれば、女性でも容赦なく殴りつけました。街を歩いていてもわけもなく沖縄の人をバカにしたり、脅したりしました。
 そんな悪行の限りを尽くしても、アメリカ兵は逮捕されることはありませんでした。基地のゲートをくぐってしまえば、私たちは安全であり沖縄の警察の手が及ぶことはなかったのです。軍にとがめられることもありませんでした。……」
 日米安全保障条約と地位協定に守られて、治外法権下同様の実態が浮かび上がる。これが沖縄県民の苦しみの根源だ。
 基地を撤去しない限り、安保条約を廃棄しない限り、沖縄の苦しみは解決しない。「米軍が日本を守もってくれる」とか日本を守る「抑止力」になっているなどというごまかしに、日本国民はいつまで惑わされているのか、いつまでしがみつこうとしているのか。

 長くなるからこれ以上は書かない。わたしも沖縄県民同様、激しく怒っている。(土筆通信1209号の一部)
[PR]
by tsukushi--juku | 2012-10-19 09:21 | Comments(0)
原発ゼロを子どもらに
投稿 散文詩・力を信じて k.h
核のゴミ 高レベル廃棄物 近づけば二十秒で 死に至ると言う十万年という 途方もない時間 
消えないお化け・怪物 永遠の闇永遠の恐怖 核の脅威 
人間の力が生んだ 殺人兵器パンドラの箱は 開けられてしまった
放射能は 地獄の大魔王ボタン一つで 碧い地球は 一瞬にして 氷づけ 
破滅の世界花咲き 鳥鳴き 虫たち歌う 生きとし生ける者の 地上の楽園神からの 授かりもの かけがえのないこの無数の命
地球を守り 子や孫へ 繋いで行く事 出来るのは 人々の力だけ
「造らず 持たず 持ち込ませず」我が町 清瀬の誇り 非核三原則のろし上げて 
世界の隅まで その声を叫ぶ時日々の暮らしに 感謝の心を 生かされている喜びを見つめよう
繋ぎ合う手と手の力
生きとし 生きる物のために 力を出し合おう一人の力は 弱いけれど 皆の力を出し合えば出来ると信じて
この地上に 希望の光を 恒久の平和を 願う
貴方の力と 私の力を 合わせて 歌おう原発反対 核兵器廃絶 その力こそ 人類を 地球を救うただ一つの 力だと 信じたい
未来を 切り開く 尊い力だと 信じたい

 原発ゼロを子どもらに

 マスコミはだんだん報道しなくなってきているが、毎週金曜日、首相官邸前の「原発ゼロ」行動は続けられている。呼応する全国各地の運動も大きな流れとなって広がっている。政府は原発ゼロを目指すどころか、原子力関連企業、財界の圧力の中「大飯原発」を再稼働させ、青森県大間原発建設まで再開に手をつけ始めた。
東日本復旧・復興のためとばかり思っていた「復興予算」は、被災地の復旧・復興に直接関係もない農水省の調査捕鯨への補助金に18億円とか、外務省の海外との青少年交流に72億円とか、経済産業省の企業の国内での立地推進、設備投資の補助に2億5900万円とか、国土交通省の霞が関中央合同庁舎4号館の耐震改修に14億1100万円とか、はては、航空自衛隊松島基地が水没したからと操縦士の代替養成事業、核生物化学兵器偵察車に25億円などをはじめとする軍事費まで「復興予算」を使うというひどさ。復興に悪乗りし、復興予算を次々と流用、あまりのひどさに厳しい非難にさらされた政府は「来年度から見直す」などという始末。
政局は「民主、自民、公明の3党」合意を掲げ、3党だけで政局を動かしているかのような昨今の報道。オスプレイも沖縄県民の意思を踏みにじって配備展開させた。
腹立たしい思いの毎日だが、われら庶民の粘り強い運動の力を期待するしか日本の展望は開かれまい。
わたしの知人に、毎週金曜日、欠かすことなく首相官邸前行動に参加している女性がいる。この清瀬在住の方だ。
今回、詩を投稿してくれた知人もさまざまな方法で「原発ゼロ」への思いを発信している。こうした力が寄りあって、政治を変える流れになることを願って、わたしもささやかな発信を続けたいと思う。(土筆通信・1208号の一部)
[PR]
by tsukushi--juku | 2012-10-14 17:38 | Comments(0)