土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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よくもまあぬけぬけと…
よくもぬけぬけと…

 28日、土曜日は、作文・文章教室の時間だ。文章教室には高校生が3人いる。いずれも小学生のころから作文を続けてきた子どもたちだがその一人K子が教室に入ってくるなり「先生ユーチューブの野田総理の発言見た」という。私はユーチューブの動画は見ていないが、新聞で読んでいたから知っていた。
 朝日新聞の記事によると、次のようなことだ。2009年8月の衆議院選挙の際、野田首相(当時は民主党幹事長代理)が、民主党のマニフェストを取り上げた街頭演説で、演説した内容がユーチューブで話題を呼んでいるというもの。自公政権がマニフェストに書いていなかった後期高齢者医療制度を発足させたことを批判して「書いてあったことは何もやらないで書いてないことは平気でやる。マニフェストを語る資格はない」「書いてあることは命がけで実行する。書いていないことはやらない。これがルールです」という演説だ。朝日新聞は次のように書く。『首相は今月初旬、消費税増税の与野党協議に応じない野党側の姿勢を「マニフェストに書いていないことをやるのはけしからんといあれたら、何もできない」と批判したばかり。整合性を問われそうだ」と書いている。『野田首相よ、よくもぬけぬけと…』と言いたくもなる。民主党が政権を奪取した時の選挙で掲げたマニフェスト(公約)は次々と投げ捨て、今や、かつての自公政権、いやそれ以上に悪い方向に転落していることはだれの目にも明らかではないか。K子はこのことを問題にし、私に同調を求めてきたのだ。土筆っ子は政治への関心を持ち続けてくれていると思うとうれしかった。

   国会論戦が始まった

 ところで通常国会が開催され、国会論戦が始まった。今週から予算委員会での本格的な論戦が行われるだろう。野田政権は『不退転の決意』で、消費税10%増税をやるという。そのために議員も身を削ることが必要、国家公務員給与の削減を、なんとしてもやるというのだ。私は土筆通信NO1178号、新年号で「国会議員が身を削るというまやかし』について少し書いた。国会議員が身を削ることにしても、国家公務員給与7,8%の削減にしても、消費税増税への国民の批判をかわそうというのが狙いであることは見え見え。私は土筆通信でも指摘したが「身を削る」というなら政党助成金こそ返上すべきなのだ。赤ちゃんから年寄りまで、一人年間250円の税金をつかみ取りし、その資金で政党を運営している「国営政党」。(しかも民主党は政党資金の80%を超える資金を政党助成金で賄っている)これこそ税金の無駄遣いではないか。政党助成金については、今年度分だけでも320億円。これこそ返上すべきではないか。
 「身を削る」という議員定数、とりわけ比例区80の削減については土筆通信1178の中でも触れたので省く。
 今国会は日本の将来を決定づける歴史的ともいえる国会といっていい。注目していきたい。それにしても今年は総選挙が避けられないという感じがする。前回の衆議院選挙で民主党に期待の一票を投じた人達は、どういう選挙行動をとるのだろうか?またぞろ、新党が生まれる気配だが、そこになだれ込むのだろうか?うわさされる石原都知事率いる「石原新党」にしても、橋下大阪市長率いる「維新の会」にしても根っこは同じ。(いや、もっと悪いかな?)同じバケツの中の水を引っかき回しているようなものだ。私はそう思っている。(土筆通信NO1181号の一部)
 
 
 
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by tsukushi--juku | 2012-01-30 14:11 | Comments(0)
政党助成金交付申請
 11政党に交付金配布へ

 総務省は十七日2012年分の政党交付金について、共産党を除く11政党から申請があったと発表した。交付総額は320億円で、各党の所属議員や得票数に応じて配分される。朝日新聞の試算によると各党への配分は次の通り。
 *民主党165億400万円。*公明党22億7900万円。*みんなの党11億1800万円。*社民党7億6300万円*新党きづな2億700万円。*国民新党4億4200万円。*新党大地・真民主1億1500万円。*たちあがれ日本1億7300万円・*新党改革1億1900万円。*新党日本1億3600万円。(朝日新聞より)

 国民の税金を、濡れ手に粟のつかみどり。これでも「国会議員は身を切る」というのか!議員定数比例区80人削減、という民主党の真の狙いは「身を切る」などというものではない。批判勢力を締め出すのが目的といえそうだ。

  もうひとつ

 大手企業の内部留保が、前年度比9兆円増えて10年間で90兆円増加。資本金10億円以上の大企業が保有する内部留保(連結ベース)が266兆円(2010年度)に達する事が、全労連・労働運動総合研究所の調べで分かった、という新聞報道があった。一方、労働者の年間平均賃金は2000年から2010年の間に約50万円減少しているという発表。リストラ、派遣切りと労働者にしわよせをおしつけて、儲けをため込んだ結果だろう。今年の大学卒、高校卒の就職率は70パーセント台。依然低い。ほんの一部を回すだけでどれだけの採用が可能か、ほんの一部を労働者や下請け会社に回して、何の文句があるだろう。(土筆通信1180の一部)
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by tsukushi--juku | 2012-01-21 10:08 | Comments(0)
日本の将来の岐路に立って
   
今年に入って気になったこといくつか


 1月15日、朝日新聞は野田内閣についての世論調査を掲載した。その中で、消費税増税にかかわる部分に少しふれておきたい。なお、世論調査は日経、読売も行ったらしい。
 まず、消費税増税を問う結果だ。朝日、増税反対57%賛成34%。読売反対55%、賛成39%。日経反対56%、賛成36%。いずれも反対が賛成を大幅に上回っている。
 朝日新聞は消費税増税をずっと主張してきた。他の新聞大手(毎日、産経を加えて)も消費税増税を様々な形で主張し異常なほどに、その推進キャンペーンを推し進めてきた。ところがこれらの論調が世論といかにかけ離れているかが、今回の世論調査の結果で明らかになったわけだ。これでもなお、消費税増税をあおるつもりかと問いたい。「消費税増税のための一体改革実現へ総力を挙げよ」とけしかけるつもりか。消費税にしてもTPP(環太平洋パートナーシップ協定)にしても普天間移設問題にしても、新聞大手の論調は、ジャーナリズム本来の役割を投げ捨てているとしか言いようがない。批判的精神は地に落ちたといわれても仕方あるまい。
 もう一つは、朝日新聞の報道だが、原子力安全委員たちが原子力関連企業・業界団体から計約8500万円の寄付を受けていたということ。さらに、朝日の8日の記事では、自民、民主の幹部たちが、東電から、パーティ券購入という形で実質上の、多額の献金を受けていたということ。自民では麻生太郎、甘利明、石破茂、石原伸晃、大島理森各幹部の面々。民主では、仙谷由人、枝野幸男、小沢一郎。それに立ち上がれ日本の平沼赳夫、無所属の与謝野馨各議員の面々だ。
 これらは氷山の一角。電力業界、および関連業界は多額の献金をつぎ込み、安全神話を垂れ流し、選挙も政治もそれらの金に左右されて進められてきた。
 もうひとつ付け加えておく。それは国の財政を語る時、目立つ論調は『聖域』に決して踏み込まないこと。つまりその一つ軍事費の分野だ。米軍への膨大な経費、とりわけ何の道理もない「思いやり予算」や自衛隊装備などについてだ。昨年暮れ政府は航空自衛隊の次期主力戦闘機として米ロッキード社製のF35Aを購入することを決定した。なんとこのF35A戦闘機,1機99億円。2016年度導入という。それも次々と42機導入というのだ。1機99億円を42機といっても、今後その維持費を含めると総額は1兆円に達するという。この戦闘機まだ開発途上で開発費が当初の見積もりよりも大幅に上回っていて、米議会でも中止や延期を求める声も高まっているという。いわくつきのものだ。日本が大変な財政危機のもとにあり、震災復旧・復興、加えて脱原発を巡る大変な時期にある今、なんということだ。そもそもこの戦闘機、「空対地攻撃能力」を持つ敵地攻撃まで想定したもの。こんなものが日本に必要なのか、憲法上許されるのか!
 沖縄普天間基地移設問題にも触れたかったが紙面がない。これで留めておく。
 とにかく今年は日本と国民の将来にとって大切な分かれ道。心して出発したい。(土筆通信1179号の一部)

 
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by tsukushi--juku | 2012-01-17 16:05 | Comments(0)
新しい年の出発
  新しい年に向かって

 2012年が始まりました。
年の初め、今年の目標を何か決めて出発しよう。
世の中の出来事にも目を向け、よく見、よく考え、
自分の考えが持てるようになろう。
去年は地震や津波、原発事故による放射能。大変な年でした。
まだ見通しのない年が続きます。
これからの国の主人公は君たちなのだから
「よく見る目と考える心」をしっかりと育てよう。

私は子どもたちあての今年の年賀状に、こう書いた。
 学力もしっかり身につけてほしい。周りの出来事に関心を持って、よく見、よく考え、自分の意見を持てるようになってほしい。そう思う。
 昨年暮れ二人の子どもたちが入塾してくれた。正式には新年から塾生になるが何回か授業もした。その子どもたちからさっそく年賀状が届いた。
 
  あけましておめでとうございます。
  今年もよろしくお願いします。
  わたしは先生のじゅくがすごくたのしいです。

2年生のM子ちゃんだ。

  あけましておめでとうございます。
  いつもやさしく教えてくれてありがとうございます。

 4年生のYちゃん。

 うれしいねぇ。まだわずかしか勉強していないが、こんな印象を持ってくれたことがうれしい。
 また、こんな年賀状をくれた子もいた。中学生のMちゃんだ。

 先生、私土筆の太陽になってみせる!
 もっと輝きたい。
 自分のペースで学力上げて見せる。

 そのほか何人もの子どもたちから年賀状をいただいた。「作文がんばります!」「今年は字をきれいに書きます」「作文でホームランをたくさんとりたいと思います」そして中には「勉強を教えてくれてありがとうございます」に加えて「遊んでくれてありがとうございます」などというのもあって、つい笑ってしまった。
 新学期が始まった新入塾生を含めて一年間いい時間を過ごしたい。

 これからの時代、子どもにとっても、大人にとっても大変な時代。とりわけ親(大人)にとっては、流れに身を任せるだけで済まされる時代ではない。どんな子どもを育てたいのか、子どもたちのどんな時代を望むのか、いや、子どもたちにどんな時代を残してやるのか。親(大人)としての考え方、生き方が問われているといっていい。お互いに性根を据えて生きて行きたいものだ。

   新年の出発にあたり、まず最初の発信をしておきたい。

国会議員が「身を削る」というまやかし
昨年も押し詰まった12月、野田民主党内閣は、消費税を2015年までに2回に分けて10%に引き上げることを打ち出した。そして、消費税率10%が国民とりわけ低所得者に大きな負担を求めることを気にして、まず、国会議員が身を削るのだと、国会議員の定数を削減するというのだ。5大新聞をはじめマスコミもこぞって消費税率引き上げを歓迎し、民主党の、議員定数削減を激励している。
だが、ここには二つの点でまやかしがある。まず一つは民主党案のように80人を削減したとしても、節減できる費用は共産党を除く各政党が手にしている政党助成金よりも大幅に少ないということ。昨年一年間だけでも三一九億四二〇〇万円となる政党助成金を廃止した方が、はるかに効果は大きい。各党は国民の税金である政党助成金を、濡れ手に粟と手にしていることには口をつむぎ、何が「身を削る」なのか。
 もう一つは民主党案の言う定数削減が比例区とされている点だ。現在の選挙制度は小選挙区制に比例代表を加えたもの。この比例区によって、小選挙区制の悪弊がかろうじて救われているというのが現行法だ。比例区が削減されれば、ますます小選挙区の比重が高まり、二大政党(民主、自民)は有利になり、少数政党は弾き飛ばされてしまう。これは少数意見を含めて国民の意思が正しく反映されないということになり、議会制民主主義破壊につながる。
 そもそも小選挙区制そのものが民主主義に反する選挙制度で、かつての保守勢力が数を頼んだ強行採決によって押し通し成立させてきたものだ。
 議員八〇人の削減を言う前に、日本の選挙制度そのものを改めるべきなのだ。もっともよく国民の意思を反映させるためには、全国一区比例代表制にすべきだが、百歩譲っても小選挙区制を土台にした選挙制度を見直さなければならない。
 消費税率を引き上げることとの関連で「まず身を削る」などというまやかしを、しっかりと見抜いていきたいものだ。
 財源を言うなら、聖域として、マスコミも含めて触れようともしない、東京外環道や八ツ場ダムなどの大型公共事業復活を撤回し、大企業への応分の負担を課す税制改革や、米軍への思いやり予算を含む膨大な軍事費をこそ問題にすべきなのだ。

 新しい年の出発にあたり、3・11大震災の被災者の苦しみと、放射能に追い回される福島の人々に思いを寄せながら、ささやかだが精いっぱいの発信をしておきたい。
                                      (土筆通信1178号の一部)

  
 
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by tsukushi--juku | 2012-01-08 17:30 | Comments(0)