土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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政党助成金
 国民の税金山分け‐政党助成金

 10月20日、総務省は2011年度政党助成金の今年3回目を交付したことを発表した。年総額319億4200万円のうちの今回の分は79億8545万円。民主、自民、公明、みんなの党、社民党、国民新党、たちあがれ日本、新党日本、新党改革、の9党だ。日本共産党は、政党助成金は憲法に違反するものとして、この制度がもうけられた当初から反対、受け取りを拒否している。
 政党助成金については、土筆通信に何回となく書いてきたから、改めて詳しく触れるつもりはないが、今回の各党への交付額については、記録しておきたい。

 各党への交付額の内訳

*民主党・42億647万円。さらに12月にも交付されるが、10月までに受け取った分は126億1941万円となっている。
*自民党・25億2867万円。10月までに受け取った分は75億8601万円。
*公明党・5億6883万円。10月までに受け取った分は17億650万円。
*みんなの党・2億7907万円。10月までに受け取った分は8億3722万円。
*社民党・1億9057万円。10月までに受け取った分は、5億7172万円。
*国民新党・9892万円。10月までに受け取った分は、2億9678万円。
*たちあがれ日本・4914万円。10月までに受け取った分は、1億4744万円。
*新党日本・3393万円。10月までに受け取った分は、1億181万円。
*新党改革・2985万円。10月までに受け取った分は、8955万円。
                          (千円以下切り捨て)
9党の総計は239億5644万円となり、さらに年内12月に公布される分を合わせると、今年の総額が319億4200万円というわけだ。
 政党助成金の原資は国民一人当たり250円の税金。憲法に定められている国民の思想、信条の自由や政党支持にかかわりなく徴収されているものだ。

 使い切れなかった分はため込み

 ところが総務省が9月30日に発表した2010年分の政党助成金の「使途報告書」によると、選挙のあった年には湯水のように使うが選挙のない年には使い切れない分が残る、使い残した分は国庫に返しもせず、「政党基金」としてため込んでいるというのだ。本来は使わなかった分は、国庫に返すのが原則だが「政党基金」ということにすれば翌年に積み立てることができる、という抜け道を用意してため込んでいるというわけだ。
 それでは各党、どれだけの「ため込み」をしているのか。新聞報道(朝日新聞、しんぶん赤旗)によれば、(2010年の分。)
*民主党・44億0628万円。*自民党・7億9490万円。*公明党・6億3606万円。*社民党・2億3728万円。*みんなの党・2億1846万円。*国民新党・2018万円。*新党日本・350万円。*新党改革・0円。*たちあがれ日本・5013万円。総額、63億6682万円ということになるようだ。
日本は今、東日本大震災復旧復興・福島原発放射能被害の拡大をめぐって未曾有の危機に直面している。莫大なお金が必要とされているのだ。財源をどうするか、ということには今回は触れないが、政党助成金のようなこうしたお金こそまず何よりも財源に回すべきではないか。庶民には増税、自分たちは『蓄財』というのでは話にならない。
  ところで現閣僚はどれだけため込んでいるのか。2010年の「年末残高」で100万円を超えてため込んでいる閣僚は次の通りだ。(各党は個々の議員に一定の金額を配分している。)
*蓮肪行革刷新相(09年分を含めて)2534万円。*平野達男復興防災担当相・2424万円.*安住財務相・436万円。*枝野経済産業相・201万円。*平岡秀夫法相・
150万円。などだ。
 企業・団体から献金をもらい(パーティ券購入を含む)、加えて政党交付金を山分けし、「ぬれでにあわ」の金まみれの政党、議員に庶民の苦しみが分かるだろうか。議員も身を削るなどというが、こうした金にこそ手をつけるべきだ。長くなるからこれ以上は書かない。(土筆通信NO・1170号の一部) 

 
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by tsukushi--juku | 2011-10-24 15:57 | Comments(0)
こういう出会いはいいな

  
  先生、よく覚えていますねえ
             ―いくつかの出会い




私は、今はいたって健康なのだが、一時血圧が150台になったことがあった。それからは定期的に診察も受け、血圧の薬も飲んでいる。今は130台と70台だから血圧も正常だが、薬だけは飲んでいる。
 今日薬がなくなったので1カ月ぶり病院に行った。
 待合室でいきなり声をかけられた。「土屋先生!」というのだ。「Kさん」とっさに私の口からも声が出た。「覚えていますか?」という。もちろん覚えている。小学生だったAちゃんのお母さんだ。Aちゃんがきていたのは小学3年のころからの2年間ほどだったろうか。「Aちゃん、結婚した?」と私。「2年前に結婚して今は山形にいるんですよ」「「お母さん、じゃもうおばあちゃんになったの?」「子どもはまだ。自然が多いところがいいって山形にいるんですよ。」
「土筆ではいろいろなことを体験させてもらいましたね。お餅とつきとか、自然薯掘りとか…。あてのない遠足や秋の遠足、まだやっていますか?」そう言えばAちゃん達、秋の遠足で顔振り峠に行った折の写真は拙著『心を育み心をつむぐ』の表紙になっていたっけ。
「娘が入院した時、お見舞いに来てくれましたね」とお母さん。そうかそんなこともあった。「一緒に来ていたTさんも結婚したかなぁ」「まだですよ。お勤め、頑張っていますよ」「Tちゃん、相変わらず太っている?」「えぇ、えぇ、太っていますよ、相変わらず。」(笑い)そう、Tちゃん、色白のポチャポチャとよく肥えた子だった。「R君も一緒だったよね」「そう。…それにしても先生、子どもたちのことよく覚えていますね」「ええ、みんな覚えていますよ。」
そんな会話をしばらく楽しんだ。「Aちゃんによろしくね」ということで別れたが懐かしい出会いだった。
病院を出て薬局に向かう途中、今度はN・Aちゃんにあった。声をかけると驚いたように私を見て「先生!」といった。大きなおなかだ。「赤ちゃんができたの、今月が産み月。横浜にいるんだけれど、出産のため帰ってきているの」おなかをなでながら幸せそうな笑顔を見せた。「そうか、おめでとう、丈夫な赤ちゃん産めよ」31歳になったという。彼女も小学生のころ2年間ほどだったろう。塾に通ってくれた。兄貴もいたが、元気で一児の父になっているという。しばらく立ち話して別れた。
市内あちこちで、こうした出会いがある。33年も塾を続けて、関わった子ども、その親たちの数も相当数に上るのだから当然と言えば当然だが、こうした出会いはいいものだ。卒業生はもちろんだが、1年でも2年でも関わった子どもや親たちが、覚えてくれている。こうしたつながりは本当にうれしい。塾を続けてきてよかったなと思う。
私ももう歳だが、子どもたちが来てくれる間は頑張らなければ…と改めて思う。

 10月はT子の結婚式、おめでたい月だ

土筆通信NO1165号で、少しだけ触れていた卒業生の結婚式の月になった。
「…また今年の夏は卒業生から結婚式の招待状も来た。…先日母親に会った時、結婚のことは聞いていた。『招待状は土屋先生に一番先に出す』といっていたといっていたことも聞いていた。」と書いたが、その結婚式の月だ。「T子、結婚するんだな」と思うと感慨深く、まだ小学生だった頃のT子を思い出す。
彼女が、私の62歳の誕生日に寄せてくれた「おたん生日おめでとう!」という色紙がある。似顔絵付きの色紙で長いこと塾の教室に飾っていた。
 色紙には次の言葉が添えられている。
 土屋先生へ。お誕生日おめでとうございます。62歳。もうりっぱなおじいさんですね。(えへへへ…)私はもう中学生。よく考えるとこの塾に入って4年目ですね。土筆じゅくは、じゅくと言う感じではなくて何とも言えない『自然じゅく』という感じがします。どうしてかなぁ?だけどすごいいいじゅくだと思う。わかりやすいし、テストはないし…わたしにとって、じゅくは“やすらぎじゅく”です。特に土曜日の作文は行くのが楽しみ。嫌なことがあっても作文に書けばスッキリするからかな???
 苦手の数学も前よりは嫌いじゃなくなりました。これからも”安らぎじゅく”でいてほしいです。(T子)
 似顔絵は私の特徴をよくとらえていて、似ている。うまいもんだと感心したものだ。似顔絵の下にはこんなふうにも書かれている。
 つ…つましく
 ち…からが つよいような弱いような
や…さしく、いい先生。(正直に書きました)
中学3年卒業にあたっての彼女の感想文は省くが、いずれにしても6年間を土筆で過ごしたことになり、妹も7年間を土筆で過ごしたから、彼女とも彼女の家族ともずいぶん長い付き合いになり、その後も今に至るまでつながり続けいるのだから、ありがたいものだ。おそらくこれからもつながりは切れないだろうから、今度は「孫が増えた」という気分に浸ることもできるだろう。

話は変わるが先日、別の学年だった卒業生が、結婚相手になる男性と彼女の父親3人で結婚の報告に来てくれた。授業中だったので話もできず帰ったが、12月が結婚式らしく「案内状を送らせていただきます」といっていたから、そのうちに届くだろう。今年は卒業生二人の結婚式に出かけることになる。こちらは小学3年生から7年間通ったからこれまた、たくさんの想い出もある。いずれ書かせてもらうことになるだろう。
( 土筆通信no,1168号の1部)
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by tsukushi--juku | 2011-10-07 10:34 | Comments(0)