土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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気になること
 こんなことが気になるのはおかしいことなのだろうか

 今年から、私は変わった新聞記事の切抜きを始めた。朝日新聞の2面(時に3面)の片隅に小さく報道されている「首相の動静」という記事だ。今年からと書いたが正確には1月12日から。この小さな記事のそのまた末尾に数行程度書かれている部分だ。解説を加えないでそのまま書き留めてみたい。

*1月12日。東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。すき焼き店「岡半」で、国民新党の亀井代表、社民党の福島党首と食事。
*14日。東京・赤坂のすし店「赤坂鮨金ちゃん」で加藤、寺田、小川の各首相補佐官と食事。
*15日。東京赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京内日本料理店「雲海」で、与謝野経済財政相と食事。
*16日。東京・紀尾井町のホテルニューオータニ内、すき焼き店「岡半」で、閣僚、与党役員らによる勉強会出席者らと食事。
*17日。東京・内幸町の帝国ホテル内のすし店「なか田」で、宮崎徹内閣参与らと食事。
*20日。東京虎ノ門のホテルオークラ内の中華料理店「スターライト」で日銀の白川方明総裁、連合の古賀伸明会長、玄葉国家戦略相、平野内閣参与らと食事。
*21日。東京・赤坂の日本料理店「赤坂たけがみ」で民主党の興石参院議員会長、平田参院幹事長、羽田参院国対委員長、斉藤国対委員長代理、芝首相補佐官と食事。
*22日。東京・紀尾井町のホテルニューオータニ内イタリア料理店「ベルブュー」で寺田首相補佐官と食事。
*23日。東京紀尾井町・ホテルニューオータニ内日本料理店「なだ万」で、三井商事の小島順彦会長、田坂広志、多摩大大学院教授と食事。
*24日。東京赤坂の日本料理店「赤坂紙音」で、寺田首相補佐官、秘書官らと食事。

 25日から国会が始まった。その間しばらく料亭で食事という記事はない。

*2月3日。東京代官山のすし店「代官山・韻」。伸子夫人、辻本清美衆院議員らと食事。
*4日。東京・有楽町のレストラン「春秋ツギハギ日比谷」。阿久津政務官、国家戦略室スタッフと食事。
*5日。東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル内の中国料理店「花梨(かりん)」で三菱商事小島順彦会長、武田薬品工業の長谷川閑史社長、田坂広志多摩大、大学院教授と食事。福山官房副長官同席。

 以上がこの土筆通信を書いている2月6日までの切り抜きだ。私は今年一年、この切り抜きを続けてみようと思う。
 それにしてもなんと料亭通いが多いことだろう。これらの費用がすべて個々人のポケットマネーということであればとやかく言うこともないだろうが、国民の税金「政党助成金」や「官房機密費」などがまったく使われていないと言う保障はない。09年の政党助成金使途報告書の中に、特定政党への巨額な「組織活動費」の支出があって、問題にされたことがあった。たとえば民主党の組織活動費の中に「会議会場代」「会議飲食代」「会議弁当代」と言う名目で東京・赤坂の料亭や、上野のウナギ割烹などに、計36回404万7945円という支出があった。これらは首相の料亭通いとは違うが、首相の費用が政党助成金や官房機密費などの税金と無縁だとは言い切れないだろう。官房機密費などは領収書のまったく要らない、使途さえ分からないつかみ金だから、あれこれかんぐってみたくもなる。

麦倉さんが書いている「タイガーマスク運動」は、決して豊かとはいえない人々の善意の寄付だ。小、中学生と思われる子どもたちが、わずかな小遣いを寄付する行為を、これら権力者たちはなんと見るのだろうか。

               (土筆通信1150号の一部)
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by tsukushi--juku | 2011-02-07 22:22 | Comments(0)