土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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太郎いらない花いちもんめ
   太郎いらない花いちもんめ(川柳)

 麻生内閣が誕生したとき、私はホームページ掲示板に「言葉は悪いが野垂れ死にということになりそうだ」と書いた。その予想、どうやら現実味を帯びてきた。麻生内閣の2ヶ月を詳しく書くつもりはないが、先日新聞に発表された支持率は30%前後に沈み、不支持率は一層拡大、高くなった。12月4日朝日新聞「天声人語」はこんな風に書いている。
 「冬のごちそうにたとえれば、日本の首相は「ふぐ刺し」みたいになってきた。毒を抜かれたというのではない。薄っぺらで賞味期間が短いという意味だ。発足2ヶ月にして、麻生内閣の支持率は30%に沈んだ。給付金をめぐる混乱、解散にも国会論戦にも踏み切れない優柔不断、そして一覧表がほしい失言の山。余計な事は言うまいと奔放な口にふたをすれば、尚残る麻生節のファンも離れて行こう……。(中略)巨船(注・自民党の事。土屋)の明日を察して、気の合う同士が救命ボートへ駆け寄る図。主義主張より各自の選挙対策だとすれば、浮き輪の奪い合いと見るべきかもしれない。船体の老朽度、波の高さとも船長すげ替えてどうにかなる段階を過ぎつつある。……(後略)」
 同じく4日の朝日川柳に、こんなのがある。
   麻生語は大賞からも見放され(八王子・鈴木了一)
   太郎いらない花いちもんめ(田村市・荒井正一
 麻生首相の沈没は、政策面だけではない。今、永田町でこんな数式が話題になっているらしい。(ASO=KY)3剰というのだそうだ。「麻生首相は空気(K)が読(Y)めず、解散(K)がや(Y)れず、漢字(K)が読(Y)めない」というのだ。
 未曾有を「みぞゆう」と読み、踏襲を「ふしゅう」と読み、詳細を「ようさい」と読む。頻繁を「はんざつ」と間違えたことも報道された。まだあるという。私もその報道を読んだ日、こんな川柳を詠んだ。
    麻生さん漢字検定うけてみな(土屋)
 先の「天声人語」ではないが「一覧表がほしい失言の山」というのも確かだ。失言なのか本音なのか、こんなことを言うようではおしまいだ。「医者には社会常識がかなり欠けている人が多い」「同窓会に行くと、よぼよぼしていて、医者にやたらとかかっているものがいる」「たらたら飲んで、食べて、何もしない人たちの分(医療費)を、何で私が払うんだ」
マンガにもかかれ、テレビのお笑い番組でも冷やかされ、自民党の中でさえ尻拭いに追われる。もうどうにもなるまい。それこそ「太郎いらない花いちもんめ」だ。政策の中身の検討についてはその筋の専門家や国会に任せよう。

 それにしても先日の自民・民主の党首討論、補正予算案を「出せ」「出さない」解散を「やれ」「やらない」。そればかり。景気、雇用、医療も年金も交付金のばら撒きも元航空幕僚長問題をめぐる問題も山積しているというのに、政治の中身はそっちのけの空虚な討論。党首討論は全ての党の参加で行うべき。それが民主主義ではないか。
やっぱり民衆の草の根からの運動に期待する以外なさそうだ。
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by tsukushi--juku | 2008-12-08 22:32 | Comments(0)