土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

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はてさてなんと言う不思議
         これはまた、なんという不思議
先週、自公の政府与党が新年度予算案やガソリンの暫定税率維持などの税制関連法案を衆議院で強行採決した。それに民主党が反発して参議院での審議を拒否しているため国会が空転している。
 道路特定財源として10年間に59兆円をつぎ込むなど、とんでもない内容を含んでいる上、道路特定財源のずさんな使い方、いい加減さが、次々明らかになっている。そんな中だけに、審議を一方的に打ち切って強行採決するなど、暴挙以外のなにものでもないことは明らかだ。しかしそれを理由の審議拒否はいかがなものか。衆議院での審議が不十分であることは間違いなく、もっともっと追求されなければならない。それなのに参議院では第一党の民主党が審議拒否とはどういうことか。3月6日朝日新聞社説は「衆院での審議が不十分だというなら、多数を握る参院でこそ、徹底的に審議する作戦で臨めばいいではないか。」と指摘している。共産党が審議に臨むよう他党に申し入れをしたようだが、まだ審議はストップしたままだ。
 自民党との対決姿勢を強調している民主党だが、はてさて、次のことはいったいどういうことであろうか?
3月4日、「新憲法制定議員同盟」が年次総会を開いたことが新聞報道された。この会は現在の平和憲法を変えることを最大の目的としている。会長に中曽根康弘、会長代理に中山太郎、顧問に安倍晋三、伊吹文明、中川秀直などなど自民党の幹部の面々が名を連ねる。それにまじって何と、民主党の鳩山由紀夫幹事長が名を連ねている。そればかりではない。副会長には同じく民主党の前代表 前原誠司、藤井裕久らが名を連ねている。インターネットで調べてみると、この会は改憲を目指して「憲法審査会」の早期開始を求める署名を進めているようだが、署名した議員の内訳は自民党282名、公明党35名、民主党26名無所属など10名、となっているようだ。(産経新聞)国会では対決姿勢を演出しながら改憲を最大の目的とするこの種の動きの中では仲良く手をつなぐ。
 これだけでは無い。今度は自民党とお手手つないで「せんたく議員連合」なるものを発足させた。これは「二大政党制」を志向する財界や知事を加えての「国民連合」的なものだ。自民党、民主党の大連立を見据えていることは確かだろう。自民党の面々はもちろんだがこの中にも民主党の元国対委員長野田佳彦、岡田克也、前原誠司など幹部の面々が名を連ねる。
 民主党の渡部恒三最高顧問は時事通信社のインタビューで「選挙後は政界再編が大きな政局になることは間違いない。そういうことを意識して自民党や民主党の議員がそれぞれの接触を持つのは当然だ」と述べている。
 最初に話を戻そう。民主党は自民党政治を批判し、対決姿勢を強調して国民の支持を得、参議院で第一党となり、また、今回ように参議院審議をストップさせ、盛んに対決姿勢を演出している。ところが、もう一方ではまた「お手手つないで」というわけだ。地方選挙での相乗りもおかしなことだが、国政の根幹でこの様、はてさてなんとも不思議なことだ。これでは「同質・同類の党」といわれても仕方がないではないか。
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by tsukushi--juku | 2008-03-12 10:09 | Comments(0)