土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

東京都議選告示を前に
                    ある日の会話
*東京都議選の告示が近いね。
O石原、猪瀬、舛添と続いた自民党の都政がひっくり返って、小池都知事になって最初の都議選だから、都民の関心も高いのではないかな。
*世論調査などによると、小池都知事の支持率が随分高いようだけど、小池都知事が立ちあげた「都民ファーストの会」どれだけ伸びるのかな。
O小池都知事への支持が必ずしも「都民ファースト」への支持と言うことになるかどうかな。何せ「都民ファースト」はかなりの寄せ集めだしね。今までの
自民党議員や民進党の議員が小池都知事人気にあやかって、当選を狙って鞍替えしたと言うこともあるからね。この機会に都会議員になることを目的に集まってきた、候補者も多いみたいだね。
*僕もそれが気になっているんだ。問題はその人たちがどんな政治信条を持ち、どんな政策を掲げているかだね。
O自民党では当選が難しいと見た連中が、小池知事にすり寄って離党するとか、無所属になって小池さんの推薦を受けるとか、この連中の政治信条を疑わざるを得ないね。先の選挙で投票してくれた都民への裏切りということにもなるね。
*そうだな、この人たち当選できればどの党でもいいって感じだね。
Oこの節操のなさは、投票に当たっての一つの目安にしてもいいのではないかな。また風向きが変わると、別な党に鞍替えってことにもなりかねない。
*ところで、小池都知事「都民ファースト」と選挙協力を結んだ公明党をどう考えたらいいのかな。
Oぼくはね、幾つか問題があると思うな。大体この党は「風見鶏」的なところがあって、実に要領がいい。今まで3代にわたる自民党都政を、与党として支え、要領よくたちまわってきた責任にはほおかぶりだ。国政では今も自民党とともに、特定機密法、安保法制などなど、悪法を強行してきた。そして今また戦前の治安維持法と言う希代の悪法を強行しようとしている。憲法9条を改悪しようと暴走を続ける安倍内閣の協力者だ。都議選は国政とは違うなどと都合のいいこと並べているが全くのごまかし。国政では自民党と一つ。都政では自民党と決別。こんなおかしな理屈が通るわけないよ。こんなおかしな党、ご都合主義を恥ずかしいとは思わないのかな。
*そうだよな。こういうのを2枚舌と言うんだろうな。僕は不思議に思うんだが、公明党の支持母体、創価学会員は不思議に思わないのかね。
O一言付け加えておくけれど、創価学会は宗教団体、それが公明党の支持母体、公明党の下部組織になっているね。これは政教分離を定めた憲法に違反しているともいえる。宗教団体は、その施設には一切税金がかからないが、公明党の資金源が創価学会にあるとしたら、まさに一体、憲法にも違反しているとぼくは思う。ちょっと横道にそれたが、創価学会は、戦前は治安維持法のもと弾圧も受けた、戦後も平和主義を掲げて平和の党を自認し、公言もしてきた。学会員も信教の自由を大切にするなら、公明党の、国政、都政でのあり方に疑問を持つのが当然のはずだと思うよ。そうした疑問を持ち、公明党のあり方に反対している人も増えていると聞いているよ。僕が国会に勤務しているころ、二見さんと言う公明党の衆議院議員がいてね、公明党の副委員長までした人だが、この人は今の公明党のあり方を批判している。そして共産、民主、自由、社民と市民でつくる共闘組織に積極的に支持を表明しているよ。学会員の中にも良心に基づいて行動する人が増えてくるといいなと思っているよ。いずれにしても、国政と都政は別などと言う理屈は通らない。今回の小池「都民ファースト」との選挙協力は選挙目当てのすり寄り以外の何物でもないね。
*ところで、話を元に戻すけれど、小池都知事の支持率が高い、これは確かだよね。でも小池知事、そんなに凄いのかね。
O最近自民党に離党届を出して、自民党と対決姿勢を取ったが、小池さんの政治信条、わからないところも多いね。都政だから国政には意見を言わないと言うのであれば、これは無責任だ。例えば安倍政権が進めている戦前回帰の大暴走に対してどんな態度を取るのかな、どうもはっきりしない。国家秘密法、安保法制、共謀罪法案、それだけではない。憲法9条を残して第3項を設けて自衛隊の任務を書きこむとか、さらに、森友学園問題、加計学園問題、だれが見ても異常としか見えない政治の私物化。隠ぺいと威丈高な国会での態度。こうしたことには一切態度を表明していないね。加えて、かつて彼女は日本最大の改憲を進める右翼勢力『日本会議』の国会での別働隊『日本会議国会議員懇談会』の副会長をつとめていた人物だ。
都民ファーストを主張して、都知事になった。確かに都民の要求に基づいた政策を打ち出し、都政改革を進めている点では僕も評価するよ。でも例えば築地を豊洲に移転する問題でも、豊洲の安全の面での危険性を最初に取り上げたのは小池さんではない。問題を指摘し、独自の調査を繰り返し、都知事に問題提起し、都としての調査を迫り小池都知事を動かしたのは誰であったのか、百条委員会を開かせ追及の手を緩めることのなかった党はどこだったのか(その点ではぼくは共産党を高く評価しているけれど)。そうした積み上げの上に小池都知事がのっかってきたと言えると思うよ。これは確かに今までの自民党政治にはなかったことで評価できることは確かだけれど、僕は小池氏の政治信条と共に過大評価はしていないよ。まあ、よいことは良い、おかしいことはおかしい、是々非々と言うことかな。
*なんでも小池都知事がやったことと言うのは確かに疑問を感じていた。粘り強い日ごろからの草の根の市民運動、それと結びついた政党の活動が土台にあったことは分かる。そう言えば豊洲の「盛土されていなかった」問題の暴露と調査の姿は、共産党の調査と言うテレビ映像、マスコミ報道が多かったね。後から他の党も色々やったけど最初はほとんど共産党調査団提供の映像だったね。
O話が長くなったけれど要するに国政でも都政でも選挙で多数を取ることが何よりも大切なこと。マスコミの報道や小池人気にあやかって、「小池風」に乗る投票行動はしない方がいい。どこの党、どの候補者が、本当に都民の要求に応えるためにぶれることなく、誠実に、活動しているか、自分の生活と未来の子どもたち、未来の日本のためにどの党に伸びてほしいかをよく考え選挙に臨みたいね。都議会議員選挙の政策全般について話す力量はないけれど、大本になることだけでも話しておきたいね。長くなってごめんよ。
*自民党についても話したいね。
O自民党については別な機会に話そうよ。何せ、今回の自民党候補者の50人が『日本会議首都圏地方議員懇談会』所属だそうだからね。これは大変なことだよ。
                       (6月8日・記)
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by tsukushi--juku | 2017-06-09 21:52 | Comments(0)