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by tsukushi--juku
土筆塾主宰・土屋春雄のブログ

政治へのひとこと
  政治への一言

 通信記事の穴埋めというわけではないが、またまた紙面は少なくなってしまった。少しだけ書く。自公政権が崩壊し、代わって登場した鳩山連立政権に、多くの人が期待した。だが期待は早くも外れて、マニフェストとやらは次々後退、たとえば後期高齢者医療廃止は見送られるなど、もろもろの政策が後退に次ぐ後退。普天間基地移設問題にいたっては『瀕死の状態』といったところ。鳩山政権の支持率は急落。といって、自公政権に戻ることなどとてもできない、彼らは賞味期限の切れた食料品といったところだ。
 こうした政治状況の下では次々と目先をかえ、古ぼけた看板を塗り替えて「われこそは国民の代表」とばかり新党なるものが名乗りを上げる。『雨後のたけのこ』とはよく言ったものだ。
 ところで『国民の声の受け皿』として「みんなの党」というのが、世論調査で支持率を上げているらしい。この党、そんなに期待できるのか?政策を見ると、なんと『日米同盟を基軸』『米軍再編への協力』『小泉構造改革のいっそうの推進』『国家公務員10万人削減』など。おまけに憲法改悪を指向、と来ている。参議院候補者の顔ぶれを見ると、前自民党関係者や、小泉改革推進者が名前を連ねている。政策の中身は自公政権と『同じ穴の狢』といったところではないか。そのほかの『雨後のたけのこ』党は押して知るべし。
 日米同盟機軸とか、大企業にものが言えないとか、日本の将来をそこにしがみついて考えるしか思い当たらない面々に、国民の未来を託すなどということはできっこないのだ。国民よ、目を覚まそう。私はそんなことを思っている。(土筆通信1117号の一部)
by tsukushi--juku | 2010-04-22 21:58